守りたい…貴方たちを見捨てない。

第九十七和 ページ13

モトキside

俺が悪いのに...何で優しくしてくれるんだ…


シルクは俺を殺すのかな…

裏切ったんだもんな…


もともと、シルクを暗殺する目的で…Fischer'sになった。


けど、俺は…皆に謝りたい。

謝って、皆と、一緒にいたい。


だから…俺はこの家に別れを告げた。

懐かしい家具も、まだAが赤ちゃんの時に使っていたベッドも…


過去の記憶から…さよならをした。


許してもらおうなんて思わないから…


Aと家を出ると…


A｢このバイク？｣

モ｢俺達のバイク…何で…｣

シ『聴こえてるか？』

A｢シルク!?怪我は大丈夫なの!?｣


シ『あぁ、マサイに処置をしてもらった…』


シルクの声がバイクに埋め込まれているマイクから聴こえた。

シルクの声を聞いた瞬間、泣きたくなった。


シ『モトキ、聴こえてるか？』

モ｢ぅ…ぅん…｣


シ『バカ野郎だ、お前は』

シルクのキツイ言葉に俯いた。


シ『俺らの、掟は忘れたのか…』


っ！…忘れてない…


シ『モトキは、ずっと…俺らの仲間だった。』


シ『いいか…仲間を裏切る真似をする奴は、俺は嫌いだ。そこんとこはわかってるよな？』

第九十八和→←第九十六和

ラッキーアイテム

革ベルト

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す