吸血欲 ページ31
太宰の言葉を聞いた瞬間ナギは起き上がった
『そんなわけないだろ!』
探偵社全体に響き渡るその声はその場にいた全員を静かにさせた
「どうしたんですか?」
敦が心配そうにナギを見つめる
「ナギさん顔色悪いですよ。寝てた方がいいんじゃないですか?」
『いい、俺は仕事をする』
「駄目だよ」
立ち上がろうとしていたナギの腕を引き太宰は抱き締めた
『は、離せ!』
ナギの顔は太宰の肩あたりにあり首筋からはいい匂いがした
『ッ・・・!』
「血が吸いたいんだろ?いいよ飲んでも」
『ふっ、ふざけんな...俺は嫌なんだよ』
「飲まないと君が死ぬよ」
ナギの口からは吐息が混じっている。吸いたい欲求とそれを否定する自分がいる
太宰は自分でボタンを外しナギの頭を首筋に寄せる
『いやだ!』
抵抗するが今のナギには全く力が入らない
「大丈夫だから」
優しいその声に反応してしまう
「落ち着いて」
ナギは耐えられなくなり口を開け太宰の首筋に歯を立てた
「痛っ・・・」
『ん・・・』
ジュルルと太宰の首筋から溢れる血を舐めて飲んでいる
もう1度今度は逆の首筋に歯を立て溢れる血を吸う
吸血鬼は1番最初に吸った人間の血を1番好み特に自分と同じ血液型の血が好きだった。ナギと太宰は二人ともAB型。ナギにとって太宰の血はこれ程ない極上の血だった
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やっと少しBLっぽい事が出来ました
もっと表現したいのになかなか文章では難しい
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鈴果 - この作品、すごく面白かったです。 これからも頑張ってください!応援してます (2019年1月14日 14時) (レス) id: 1957a68f1b (このIDを非表示/違反報告)
リカルナ(プロフ) - 音夜さん» 遅れてすいません。最近やっと忙しい日々が終わったので出来そうです (2016年10月28日 12時) (レス) id: 47773ac9c4 (このIDを非表示/違反報告)
音夜 - コメ失礼します。私は、青エクの 使い魔 を読ませていただいてリカルナ様を知り、使い魔もこちらの作品も面白いです!出来るだけでいいので、使い魔も更新してください!無理をすみません。更新頑張ってください応援しています!(◎_◎;) (2016年10月20日 22時) (レス) id: f5e6334d51 (このIDを非表示/違反報告)
リカルナ - アオイさん» ありがとうございます!自分なりの小説書きます! (2016年10月1日 19時) (レス) id: 47773ac9c4 (このIDを非表示/違反報告)
リカルナ - ゆいさん» ありがとうございます!これからも頑張ります (2016年10月1日 19時) (レス) id: 47773ac9c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:リカルナ x他2人 | 作成日時:2016年7月6日 22時