吸血鬼の弱点 ページ20
それは一瞬の事だった。ナギは数十人はいたであろう敵をものの数分で終わらせた
『ふぅ…、敦ー?』
呼ばれた敦は少し怯えながら出てくる
『よく隠れられたね』
「はい、あの…みんな死んでしまったんですか?」
『死んでない。誰一人としてね。上から殺すなって言われてるから全員気絶してるだけだよ。そろそろ警察が来ると思うし後は警察に任せて帰ろう』
返り血にまみれたナギは平然と言う
『服が欲しい…』
返り血で真っ赤になっている服でそのまま帰るわけにもいかないし眼鏡やマスクを外せない
その時コツンコツンと足音が聞こえた。ナギは足音のするほうを見て敦を庇うように前に出る
『誰だ!』
ナギの言葉を無視して「やれ」という声が聞こえた
その瞬間に上から巨大な鉄が落ちてくる
『敦!』
ナギは敦を庇うように抱き締め鉄が上から落ちてくる衝撃に備える
『グゥ、アアアアア!』
鉄に触れた瞬間ナギの叫び声が建物に伝わる。鉄だと思っていた物は銀だった
それを見て敦は理解する。吸血鬼は銀が弱点なのだと
『クッソ…』
痛みに耐えながら銀を蹴飛ばした
「やはり吸血鬼か」
「名は恋城ナギ。ハーフのようです」
銀に触れた手は火傷を負ったようになっている
「ハーフでもよい。十分と稼げる」
この者達もまたナギの目を欲していた。吸血鬼の目は人間の生き血や怒りにより赤く燃え上がるかのように美しくなる。それは闇の取引ではかなりの高額になる
『てめえら、俺にこんな事して帰れると思うなよ』
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鈴果 - この作品、すごく面白かったです。 これからも頑張ってください!応援してます (2019年1月14日 14時) (レス) id: 1957a68f1b (このIDを非表示/違反報告)
リカルナ(プロフ) - 音夜さん» 遅れてすいません。最近やっと忙しい日々が終わったので出来そうです (2016年10月28日 12時) (レス) id: 47773ac9c4 (このIDを非表示/違反報告)
音夜 - コメ失礼します。私は、青エクの 使い魔 を読ませていただいてリカルナ様を知り、使い魔もこちらの作品も面白いです!出来るだけでいいので、使い魔も更新してください!無理をすみません。更新頑張ってください応援しています!(◎_◎;) (2016年10月20日 22時) (レス) id: f5e6334d51 (このIDを非表示/違反報告)
リカルナ - アオイさん» ありがとうございます!自分なりの小説書きます! (2016年10月1日 19時) (レス) id: 47773ac9c4 (このIDを非表示/違反報告)
リカルナ - ゆいさん» ありがとうございます!これからも頑張ります (2016年10月1日 19時) (レス) id: 47773ac9c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:リカルナ x他2人 | 作成日時:2016年7月6日 22時