【文スト】ブラッディ・ヴァンパイア

剪定ノコギリ ページ19

ナギは自動拳銃を懐から取り出す。それはナギ愛用の拳銃でベレッタＭ９２というのが正式な名前だ。拳銃を握ると高く上げ発砲した

その場が一気に静かになった

『武装探偵社だ。歯向かう奴は容赦なく切り殺す』

武装探偵社だととまわりがざわつきだす

『手向かいいたせば容赦なく斬り捨てる』

ナギはコートで隠れていた武器を取り出す。すると途端に相手も銃を持ち乱射し始める

ナギはそれを難なく交わすと一人、また一人と切っていく

『言ったはずだ。手向かいいたせば容赦なく斬り捨てる、と。警告した』

ナギの愛刀として使っているのは剪定ノコギリという普段は庭木を切る時に使われるノコギリで刃は２５ｃｍほどだ。このノコギリは細かいギザギザが出来ており切られる瞬間というものはかなり痛いという

ジリと敵が一歩下がる

『ここで何をしていた？』

ナギの目は普段とは違う目をしている。光はなくただ闇を見ているかのような悲しい目

「商売だ」

『商売？これがか？』

ナギは小さな袋に入った白い粉を手に持った

「小賢しい。蹴散らせ」

一人の女がそう言うとまわりは銃を使うがナギにはかすりもしない。これが吸血鬼という者だ

吸血鬼の弱点→←危険な取引

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