検索窓
今日:22 hit、昨日:18 hit、合計:52,458 hit

ページ45

寝室に戻り、布団に入るとまた眠気が襲ってきた。

少しだけならと思い、目をつぶった。

?「…さん。…寝てる?」

誰かの話し声で、目が覚めた。

「ん…」

?「あ、起きた?」

「おはようございます…」

目を開け、意識がはっきりしてきた。

「っ!!」

中「おはようございます。笑 ご飯出来たけど、食べる?」

「な、中村さん…。い、頂きます。」

そう言って、リビングに向かった。

中「あっためて来るから、座って待ってて。」

「色々とすみません…」

中「あ、部屋勝手に入って、ごめん。ドアの前から声掛けたんだけど、返事無かったもんで…」

「全然です。ご飯作って頂いてたのに、寝てしまった私がいけないので…」

中「いや、病人は寝るのが仕事でしょ。はい、どーぞ。」

「いただきます。……美味し。」

中村さんが作ってくれた、うどんはとても美味しかった。

「誰かの手料理、久しぶりに食べました。」

中「手料理って、程のものではないけど…。」

食べ終えた後に、ずっと気になっていた事を、中村さんに聞いてみた。

「あの、聞いてもいいですか?

「えっと…なんで、私が体調悪いって知ってたんですか?」

中「あー、それね…」

と、一連の流れを教えてくれた。

中「って、感じ。」

「そうだったんですね…。夏に、お礼言わなきゃ。中村さんも、大事なお休みをすみません…。」

中「別に…。俺は、謝って欲しいわけじゃないから。」

「えっと…。」

中「こういう時は、"ありがとう"でいいんじゃない?笑」

「あ、ありがとう…ございます。」

中「ん。あ、そだ。熱、測って。」

そう言われ、体温計を渡された。

測り終え、体温を見てみる。

中「何度?」

「37.5度です。嘘じゃないですよ。」

と、しっかり中村さんにも見せた。

ここで、嘘をついても先程と同じになるだけだと思った。

中「フッ!笑 ほんとだ。」

「中村さん、お時間大丈夫ですか?」

お昼過ぎに来ていただいて、もう窓の外は暗くなっていた。

私が寝てしまったということもあるが…

中「あ、んー。明日は午後から仕事だから、大丈夫。」

「大丈夫って、私の風邪を移してしまったら、中村さんのお仕事に支障が…。熱も、下がってきてご飯も食べましたし、私は大丈夫なので…」

中村さんは、納得はしていない感じだったが…

中「んー、まぁ、隣だし…。何かあったらすぐ連絡して。」

「はい。」

そう言って、中村さんは帰って行った。

・→←・



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (83 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
280人がお気に入り
設定タグ:男性声優 , 中村悠一 , 宮野真守   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ユズナ - やはり今回の最新話サイコーでした!また楽しみにしてます‼️ (2022年11月24日 5時) (レス) @page45 id: d0e30b129b (このIDを非表示/違反報告)
ユズナ - 頑張ってください! (2022年11月24日 4時) (レス) id: d0e30b129b (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - ユズナさん» そう言ってもらえて、嬉しいです! これからも、頑張っていくので、この作品をよろしくお願いいたします^ ^ (2022年11月20日 18時) (レス) id: 18462604da (このIDを非表示/違反報告)
ユズナ - 最新話もサイコーでした!この先のお話も楽しみにしてます‼️ (2022年11月19日 7時) (レス) @page40 id: d0e30b129b (このIDを非表示/違反報告)
ユズナ - 了解です!気長に待ってます! (2022年11月15日 22時) (レス) id: d0e30b129b (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:El.bs & 翡翠 x他1人 | 作成日時:2022年8月14日 13時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。