引越し先の隣人は声優でした。2

イベ前日 ページ18

松岡side

明日は夏が誘ってくれたイベント。

前日なので夏が泊まりに来ている。


一ノ瀬「うぅぅぅ！！もう無理〜！楽しみすぎる〜！！！」

「はいはい笑 わかったよ笑」

一ノ瀬「そんな落ち着いてるけど、桜だってドキドキしてるんでしょ？！」

「そんなことない。」

一ノ瀬「うっそ〜！顔に書いてあるよ〜！笑」


そう言われると元々あったかく感じていた顔が余計熱を持った気がした。


「…ねぇ、明日の服ほんとにこれでいいかな…？」

一ノ瀬「全然大丈夫だよ〜！！ほんとに可愛い。何着ても合う。」

「ならいいけど…」

一ノ瀬「明日、楽しみだね。」

「うん。楽しみ…！」


生まれて初めての声優さんのイベント。
ましてや、好きな人の。

中村さんがお仕事している姿を見られるいい機会。
座席にもよるけど中村さんに気づいてもらえるかな…

そんな淡い思いを胸に眠りについた。




中村side

「はぁ…明日か〜…」

？「中村さん！お疲れ様です！」


振り返ると内田雄馬くんがいた。

「あぁ、おつかれ…」

内「なんか元気ないっすね？」

「いや、そんなことないけど。」

内「そうですか…？ 明日イベントですね！よろしくお願いいたします！」

「だな…」

内「やっぱりなんかいつもと違う……あ！この間の女性のことで何か悩み事ですね？？」

「………………いや、」

内「何があったんですね？明日のイベント誘ったけど断られたとか…？」

「…」

内「図星なんですね…彼女、来られないんですか？」

「何か用事があるらしくて無理なんだとさ……」

内「そうなんすね…まぁ、中村さんならまた別のイベントありますよ！その時はすぐ、誘いましょ！！俺、明日頑張るので、楽しみましょうよ！！」

「ありがとう雄馬くん。なんか元気出たわ。」

内「ならよかったです！それじゃあお先に失礼します！」

「おう。お疲れ。」


明日は桜さんは来ないが楽しそうなメンバーということもあり、楽しみは楽しみなのだ。

桜さんはいないし、ハメを外しても大丈夫なんだな…ラッキー！と思ってイベントに臨もうと思った。

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