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中村side
??「あれ?中村さん?」
呼ばれてふと顔を上げると、目の前に内田雄馬くんが立っていた。
「あぁ雄馬くんか…」
内「こんなところで何してるんですか?」
「人待ってる」
内「誰ですか?僕知ってる人ですか?」
「いや、知らない人。」
松岡「中村さん!お待たせし………すみません。お話中…」
「大丈夫、仕事の後輩。」
内「えっ…彼女ですか?」(ボソッ)
「まだ」(ボソッ)
松岡「同僚の方なんですね。こんにちは。じゃあ私向こうで待ってますね。」
内「大丈夫ですよ〜、内田雄馬って言います。中村さん、今日はオフなんですか?」
「いや、今日は朝に一本だけ。」
内「そうなんですね…ってもう時間か…スタジオ戻らないとなんで、楽しんで!」
「おう、頑張れよ〜」
松岡「頑張ってください!!」
内「ありがとうございます〜!」
そう言って雄馬くんはいなくなり、また2人でモールをぶらぶらした。
少し暗くなり出したころ、このモールの外にはちょっとした公園があり、そこでベンチに座ってのんびりしていた。
松岡「あっという間ですね〜…」
「もう夕方か〜…」
松岡「中村さん。」
「はい?なんでしょう?」
松岡「私の話、少し聞いて貰ってもいいですか?」
「いいですよ。」
松岡「あの、私、以前お付き合いしていた方に重いって言われていきなり別れを告げられて、別れたんです。」
「うん。」
松岡「それが原因で恋愛することを避けてきました。でも、中村さんに出会ってただのお隣さんにここまで優しくしてくれる人がいるんだって嬉しくなりました。中村さんに、少しずつ惹かれている私もいたんです。でも重いって言われたことが忘れられなくて、中村さんにもそう思われたらどうしようとか、考えてしまって…。」
「うん。」
松岡「中村さんに、好きって言って貰えた時は、すごく嬉しかったんです。でも、恋愛にどう向き合っていいのかが、まだ分からなくて、友達からは、前に進んでもいいんじゃないかって、言われました。私自身、この思いが、恋愛として好きなのか、そうでないのかが分からなくて…。」
松岡「こんな、あやふやな気持ちの状態でお返事をしてしまうのも、中村さんに失礼だと思ってます。なので、もう少し、待ってもらうことって出来ますか?」
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ユズナ - やはり今回の最新話サイコーでした!また楽しみにしてます‼️ (2022年11月24日 5時) (レス) @page45 id: d0e30b129b (このIDを非表示/違反報告)
ユズナ - 頑張ってください! (2022年11月24日 4時) (レス) id: d0e30b129b (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - ユズナさん» そう言ってもらえて、嬉しいです! これからも、頑張っていくので、この作品をよろしくお願いいたします^ ^ (2022年11月20日 18時) (レス) id: 18462604da (このIDを非表示/違反報告)
ユズナ - 最新話もサイコーでした!この先のお話も楽しみにしてます‼️ (2022年11月19日 7時) (レス) @page40 id: d0e30b129b (このIDを非表示/違反報告)
ユズナ - 了解です!気長に待ってます! (2022年11月15日 22時) (レス) id: d0e30b129b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:El.bs & 翡翠 x他1人 | 作成日時:2022年8月14日 13時