２−４ 修復 side 一期 ページ14
「！！どういうことですか…」
『隠していたつもりはないのですが私はある"刀匠の息子"でして刀を修復することが可能なのです』
な…この人間が刀匠の息子…？だが
「ですが、それでは話がおかしくなります…あなたは政府の後継ぎとして育てられたと話しておりましたよね」
『ええ、ですが私はこうも言ったはずです。"養子"だと』
「ああ！そういうことか。審神者殿は血の繋がりがあるのは刀匠の家系だが養子としては政府の家系で育てられたということか」
なるほど…
『薬研藤四郎様のおっしゃる通りでございます。生まれは刀匠の息子としてある時期に私は政府の後継ぎとして育てられました。ですが、それなりの腕を持っていると自負しております』
「っなら、弟たちを…！！」
折られた…嫌、折ってしまった……乱と信濃…私が…っ
私が不甲斐ないばかりにっ！！！
「だが、そう簡単には出来ないんだろう？」
『お察しの通りです。修復は鍛刀都は勿論違い、この場であった記憶もあります。まず、記憶がありながらもその精神を保っていられるか…私は刀を修復したことはありますが付喪神が憑いている刀は試しがありません。なので、どんなことが起きるかは正直わかりません。ですが、最低限予測されるのは修復後の精神不安定と、完璧に記憶が戻るか…です』
「と、いうと？」
『一欠けらでも欠けていたら記憶の一部がなくなっている可能性があります。』
「「っ！」」
…なんとなく予想はついたが……そうだな…
「…乱と信濃の刀は粟田口の部屋で保管しています。」
『そうですか…ですが期待をさせて申し訳ないのですが本日は修復することは出来ません』
「なぜ！？」
「いち兄、冷静に考えてみろ。この審神者は一度にこの本丸内にいるすべての刀剣を手入れしたんだ。それに加え本丸全体の邪気を払うこともした。今日だけでどれだけの霊力を消費したか…そこらの人間だったら霊力枯渇が原因で死に陥っていることだろうよ」
「そ…うでしたね。わかりました」
そうだ、この人間は今日で大量の霊力を消費した…そんな状態で修復することなんてまず無理だろう。手入れだけでも霊力をそれなりに消費するのに修復なんてどのくらいの霊力を消費するのか…考えもつかない……
『ですが、そう落ち込むことはありません。明日にでもどちらか一振り修復を行いましょう』
―――――――――
一期より薬研の兄貴感がすごい…((私の妄想内では薬研は大分色気づいております^^(
ラッキーアイテム
贈物・二
ラッキーロードボイス刀剣
小狐丸
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 340人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
46汰(プロフ) - kuro1231さん» いえいえ！！ご報告ありがとうございます！！やっと気づけました！なぜか平野君と前田君をごっちゃにしてしまいました！！修正します！！助かりました！ (2019年5月3日 1時) (
レス) id: bbd800eef5 (このIDを非表示/違反報告)
kuro1231(プロフ) - 気が回らずすいませんm(_ _)m1-3女ですね。自分が間違ってたらすいません! (2019年5月2日 23時) (レス) id: 39d952e5c1 (このIDを非表示/違反報告)
46汰(プロフ) - kuro1231さん» 誤字報告ありがとうございます。申し訳ございませんが作者の力不足により誤字を見つけることができませんでした…。大変お手数なのですが話数を教えていただけると幸いです。 (2019年5月2日 23時) (レス) id: bbd800eef5 (このIDを非表示/違反報告)
46汰(プロフ) - ^ω^さん» ありがとうございます！ (2019年5月2日 23時) (レス) id: bbd800eef5 (このIDを非表示/違反報告)
kuro1231(プロフ) - 誤字前野藤四郎でした。 (2019年5月2日 21時) (レス) id: 39d952e5c1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：46汰 | 作成日時：2019年5月2日 0時
