塩の壁は高い？！ −４−

186 龍友side ページ36

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龍友side



玲於がAの家に来て、


よろしくやっちゃった次の日、


玲於に何があったか理由を聞いたら、


浮気してるって誤解されてたって。




玲於のことになると


ほんまに周りが見えへんやつやわ。苦笑




もとわといえば、龍友くんが


あのウザいスタッフがいる時に


Aちゃんに電話したのが悪いんだからね！


ってなぜが逆ギレされた。



知るかっ！！笑





「ふふっ。そんなことがあったんや。笑」


龍友「ったく。お前ら、
周りに迷惑かけるんだけはやめろな。」


「…ふふっ。わかってるよ。」




この前の埋め合わせって、ご飯を誘われ、


トングで肉をひっくり返しながら


玲於に言われたことをAに話すと笑った。




龍友「ん。焼けたで。」


「うん。ありがと。」




お兄ちゃんの焼いた肉は美味いって微笑むA。



毒舌な時もあるけど、やっぱ僕の妹は可愛い。




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龍友「ん。焼けたで。」


「…。」


龍友「ん？A？」


「……ん？あーはいはい。ん？何？」


龍友「…いや、肉。」


「あーうん。食べる。」


龍友「お腹いっぱい？」


「へっ？ううん。まだ食べれる。」


龍友「ならええけど。」




今日、ちょっとおかしい。




たまに上の空で…


話しかけてもぼぉーっとしして…。




龍友「玲於と順調やないの？」


「えっ？」


龍友「いや、いつもとちゃうから。」


「困っちゃうくらい順調だよ。」


龍友「何度も言うけど、
自分達は困ってもええけど、
周りを困らせない程度にな。」


「ふふっ…うん。分かってるよ。」


龍友「ん？」




わかってるよって俺に言うA。




いつもなら、


何度も言わへんでも分かってるわ！


てか、お兄ちゃんは困らせてなんぼやろ。


って冗談言うてくるのに。



やっぱり変…。

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