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「お兄ちゃーん。誰やった?お兄ぃー?」
リビングから大声を出すも兄からの返事がない。
何やっとんの?誰が来たんやろ?
そう思ってると、
カチャッとリビングのドアが開いた。
「お兄……えっ…。」
玲於「…。」
「…。」
リビングに顔を出したのは
髭ズラの兄ではなく…玲於くんやった…。
「…。」
玲於「…おかえり。」
「……うん。」
ずっと玲於くんからの連絡を無視してた。
浮気しとることが事実やったらつらいし…。
そもそも浮気…許せへんし…。
そんな心の狭い私に嫌気がさして
別れ話を切り出されるのが怖くて。
他に好きな子が居るから…
なんて言われたら…私、生きてけへんし…。
「…。」
玲於「…隣、座っていい?」
「…うん。」
玲於くんが私の隣にゆっくりと腰掛けた。
こっちを見てるのがわかる…
でも私はそんな玲於くんのことを見れない…。
玲於「久しぶりだね。」
「……うん。」
玲於「…会いたかったよ。」
「…。」
私も…会いたかった…。
でも…。
玲於「俺…なんかした?」
「…。」
玲於「連絡しても既読にならないし…
電話も出てくれないし…。」
「…。」
玲於「…他に好きなやつ出来たとか?」
「えっ?!」
玲於「いや…それならはっきり
言ってもらった方が…嫌だけど…その…。」
「…それは玲於くんの方でしょ?」
玲於「はぁ?」
「……。」
玲於「ちょ、待って。
俺、Aちゃん以外に好きな人なんていないよ?」
「…。」
玲於「えっ?ごめん。
全然意味わかんないんだけど。」
「あまり会えない私よりも
スタッフさんの方が身近にいるから…いいよね。」
玲於「はぁ?」
「私より…身近にいるスタッフさんの方が
会う頻度高いし…バレなくて済むしね。」
玲於「待って。全然意味わかんない!スタッフ?」
マジで言ってる意味がわかんない…。
スタッフ?って考え込んでる玲於くん。
別に…嘘つかへんでええで?
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ゆゆう(プロフ) - 本当に素敵なお話でキュンキュンしっぱなしでした!!完結まで楽しみます! (2018年11月18日 10時) (レス) id: df6fa3f459 (このIDを非表示/違反報告)
Meg(プロフ) - 小夜さん» 素敵だなんてありがとうございます!!泣 本当に首が長くなりすぎるくらい待たせてしまってすみません!移行したのでぜひそちらも読んでください! (2018年7月22日 23時) (レス) id: 9ec0205a78 (このIDを非表示/違反報告)
Meg(プロフ) - みぃさん» うぅ。号泣 ありがとうございます!!すんごい待たせてしまってすみません。完結までお付き合いください!! (2018年7月22日 23時) (レス) id: 9ec0205a78 (このIDを非表示/違反報告)
小夜(プロフ) - いつも素敵なお話をありがとうございます!とっても首を長くして待っていましたよ!移行後も楽しみにしています^ - ^ (2018年7月22日 23時) (レス) id: ab07136a9f (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - 待っていました!完結まで楽しませてもらいますね! (2018年7月22日 22時) (レス) id: 90cd691417 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Meg | 作成日時:2017年11月23日 17時