170 玲於side ページ20
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玲於「ごちそうさまでした。」
「はい。食べくれてありがとうございました。」
すぐに食器を洗い始めるAちゃん。
本当にしっかりしてる。
玲於「ふはぁー。食った。」
「ふふっ。お腹いっぱいになった?」
玲於「ん。満腹。」
「良かった。」
洗い終わって俺の座っているソファに腰掛けた。
「ふぅー休憩。」
玲於「ふふっ。ありがと。」
「いえいえ。」
俺の手を握って
肩にもたれかかってきたAちゃん。
まじ可愛い。
いや…さっきからまじ可愛いしか考えてない。
「今日も1日お疲れ様でした。」
玲於「お疲れ。」
チュッ
「ふふっ。れーおくん。」
玲於「ん?」
チュッ
玲於「ん///」
「ふふっ。」
キスしたら、キスし返された。
はぁ確実にバカップル。でも幸せだ。
もう1回…深いのを。
そう思って顔を近づけた。
ブゥー…ブゥー……
Aちゃんの携帯が鳴った。
「マネージャーさんや。」
玲於「ん。」
「ごめん。出るね。」
玲於「ん。」
くそっ…邪魔すんなよ。
「もしもし?うん。うん。えっ?なんで?
あぁ…わかった。はい。おやすみなさい。」
電話を切ったAちゃんの顔が浮かれない。
玲於「どしたの?」
「明日の撮影無くなった。」
玲於「なんで?」
「多分ディレクターに嫌われた。」
玲於「えっ?」
「セク ハラがすごい人で、
ずっと人のお尻触ってきたりして。
他にも出演させるから今夜待ってるって
鍵渡しながら言ってきて…
私は歌で勝負してるんで
枕はやりませんって言ったら、これやもん。
ほんまにこういう人業界から
消えてくれへんかな…。」
玲於「…。」
「で、ちゃう人見つかったからって。
まぁええけど。そういう人とは仕事したないし。」
玲於「最悪だね。」
「ふふっ。こんなん日常茶飯事やん?
でも絶対にそういうのは嫌やねん。
もしメディアに出れへんくても、
体売ることはしたくない。」
玲於「ん。それは俺も嫌。」
「ふふっ。うん。」
こういう噂はよく聞く。
でも実際にあるんだ。
Aちゃんがしっかりしてる人で良かった。
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ゆゆう(プロフ) - 本当に素敵なお話でキュンキュンしっぱなしでした!!完結まで楽しみます! (2018年11月18日 10時) (レス) id: df6fa3f459 (このIDを非表示/違反報告)
Meg(プロフ) - 小夜さん» 素敵だなんてありがとうございます!!泣 本当に首が長くなりすぎるくらい待たせてしまってすみません!移行したのでぜひそちらも読んでください! (2018年7月22日 23時) (レス) id: 9ec0205a78 (このIDを非表示/違反報告)
Meg(プロフ) - みぃさん» うぅ。号泣 ありがとうございます!!すんごい待たせてしまってすみません。完結までお付き合いください!! (2018年7月22日 23時) (レス) id: 9ec0205a78 (このIDを非表示/違反報告)
小夜(プロフ) - いつも素敵なお話をありがとうございます!とっても首を長くして待っていましたよ!移行後も楽しみにしています^ - ^ (2018年7月22日 23時) (レス) id: ab07136a9f (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - 待っていました!完結まで楽しませてもらいますね! (2018年7月22日 22時) (レス) id: 90cd691417 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Meg | 作成日時:2017年11月23日 17時