塩の壁は高い？！ −２−

89 玲於side ページ39

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「玲於くん、こういうパーティー好き？」


玲於「んー。メンバーだけの方がいいかな。」


「だよね。」


玲於「Aちゃん、こういうの嫌いでしょ？」


「うん。ひっそり静かに飲みたい派。
しかも1人でしんみりと。笑」


玲於「だから涼太くんに
ばったり会っても一緒に飲まないの？」


「あっ、聞いたの？笑
そうなの。涼太くんとは
ただ行きつけの店が同じなだけで、
一緒に飲みたいとは思わないんだよねー。笑」


玲於「なんで？」


「…涼太くんってお兄ちゃんラブやん？」


玲於「いや…まぁ…んー。どうだろなぁー？」


「涼太くんとおると、
お兄ちゃんが隣に見えるから嫌やねん。笑」


玲於「はぁ？笑」


「お酒飲む時くらいお兄ちゃんの顔
思い出したくないから。笑」


玲於「ははっ。笑」


「一緒に飲まない理由、
教えてないんやけどひどいかな？
どう思ってるんやろ。苦笑」


玲於「涼太くん可哀想。笑」


「やっぱり？
今度涼太くんに会ったら理由言うわ。笑」


玲於「言ったら涼太くん怒るかもよ？」


「えっ？そんな怖い人やったっけ？」


玲於「いや、王子だよ。笑」


「真っ黒王子やろ？笑」


玲於「ふふっ。うん。笑」



Aちゃんにとって


涼太くんは恋愛対象にならないってことか。


なんか…嬉しい。


あっ、涼太くんごめん。笑

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