コーヒーは飲み物です。〔３〕

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？「あーちょっと待って！！」


隼「へっ？」



電話を切ろうとしたら、待ってと聞こえた。




？「銀髪くんって隼くんでしょ？
俺です。タカです。」


隼「えっ？タカさん？」


タカ「そう。これAの携帯。
あいつ昨日置いて帰っちゃって。」


隼「えっ？今日仕事は？」


タカ「いや、あいつ…
熱出しちゃって昨日早退したんすよ。」


隼「えっ？そうなんですか？」


タカ「そう。よりによって
姉がいない時に熱出て…。」


隼「えっ？」


タカ「姉、一昨日から海外旅行に
行っていないらしいんですよ。
俺も嫁も仕事だから顔出せないし。
って隼くんに言ってもあれか。
まぁとりあえず、あいつに連絡取りたくても
ここに、携帯あるから無理なんで。
すみません。Aいないから
俺一人なんで、仕事戻りますわ。」


隼「あぁすみません。忙しいのに。汗」






昨日…電話した時…全然普通だと思ってたのに。


俺…浮かれてて全然気付かなかった…。







着替えてAちゃんの家に向かった。



インターフォンを押したけど、返事がない…。




隼「Aちゃん。いる？」





トントンとドアを叩いたけど返事がなくて、


ゆっくりドアノブを、掴んだ。




カチャっと開いたドア。



いや、鍵掛けてないのかよ。苦笑




隼「入るよー。お邪魔します。」



静かに家に入った。



隼「Aちゃん？」



寝室を開けたけど、いなかった。



間違えてお姉さんの部屋にいるとか？



いや、もし仮にお姉さんの部屋を覗いたって


バレたら絞め殺されそうだから…


一番最後にしよ。苦笑




隼「Aちゃーん。いないのぉー？」



カチャっとリビングのドアを開けた。

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