ピース〔３〕

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次の日


頭の中がモヤモヤする…。


何で…あの時、


パズルを亜嵐くんは持っていたんだろう…。



もしかしてずっと持ち歩いて…


ってそんなわけないか。




席替えをして正解だったと思えることがあった。



前の席が涼太だから、常に視界に入る。


黒板がたまに見えずらいのは困るけど…


涼太だけを好きなんだと自分に言い聞かせられる。



そう。亜嵐くんへの想いはもう封印したんだから。



涼太「元気なくない？」


「え？いや、そんなことないよ。」


涼太「俺が前にいるから？」


「いや、意味わかんない。」


涼太「俺も。笑」


「はいはい。」



元気はある。



でも…モヤモヤが…。




何も言えず…1週間が経ってしまった。



でもモヤモヤは消えず…


どうしていいか…分からない。




萩花「ねー今日2人で買い物行かない？」


「えっ？うん。いいけど。」


萩花「ツインはバイト。」


「あーなるほど。うん。いいよ！
涼太に一緒に帰れないって言っておくね。」


萩花「よろしく。」



涼太に萩花と2人で買い物に行くって言ったら、


ついて行こうかなって。怒られてもいいなら…笑




放課後、晴美と楓とバイバイして、


萩花と買い物…


萩花「買い物の前にカフェ行っていい？」


「えっ？うん。」



カフェに入った。


珍しい。いつもなら買い物してから


カフェで話して解散なのに。変なの。



萩花「で？」


「ん？」


萩花「何隠してんの？」


「えっ？汗」


萩花「私たちの前では強がらないんじゃないの？」


「…うん。」


萩花「はぁ…犬がね。
最近Aが変だから、
よろしくって言ってきたの。」


「えっ！？」


萩花「あいつに言えないようなこと、
何か抱えてんの？言わないから、
私には言ってよ。ねっ？」


「…。」



普段通り接してるし、接してくれていたと


思っていたのに…涼太は…


異変に気づいてたんだ…。

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