ピース〔３〕

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「で？今日は何？」


直人「まぁまぁそう急ぎなさんなって。」


「…早くして。」


直人「くくっ。せっかちなんだから。笑」


「で？何？」


直人「日曜日、新作の撮影参加してくれない？」


「別にいいけど…てかそんなこと
連絡してくれたらそれで良くない？」


直人「え？いや会いたかったから。」


「…待って…今日それだけ？」


直人「うん。」




何か？って感じの顔で私を見る兄。




そうでした。



そういう人でしたね。もう…。





兄やスタッフさんと少し話して



兄に見送られて店を出た。




家にいないといないでつまんないけど、


会うとやっぱりいなくていいやなんて思うのは…



仲がいいってことにしておこう。




店から駅までとぼとぼと歩いてた。




「あっ…。」




目の前に…亜嵐くんがいた。




亜嵐「あれ？まだバイトしてんの？」


「いや…顔出しただけ…。」


亜嵐「ふーん。ねぇ最近、あの男といなくない？」


「えっ！」


亜嵐「喧嘩でもしたの？」


「…。」




涼太といないこと…知ってるなんて…。



「実は…。」


亜嵐「ん？」


「ううん…何でもない。」


亜嵐「そっ？じゃ、気をつけてね。」


「あっ……うん。」





せっかく…亜嵐くんと


話すタイミングが出来たのに…



私は何をしてるんだ…。



何も言えない自分に腹が立つ。




前を歩いてる亜嵐くんを



見ることしかできなかった…。





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作者より

いつも読んでくださっている皆さん
ありがとうございます！！

あのですね、ピース〔2〕は
赤星にならないと思ってたら
なんと、赤くなってた！

清き一票ありがとうございます！
驚きです！！もう赤くならないと思ってたから。

皆さん薄々気付いてるかもしれませんが
こちらの作品完結に近いです。
他にも手を出してるので、
落ち着いたら、涼太くんか亜嵐くん
メインの作品を作ろうかと思ってます。

なので、もし良かったら
それまでは見捨てないで下さい。笑

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