私の居場所 4 〜GENEからの愛〜

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臣「ったくうるさいやつだ。」



A「すごい明るい人ですね。」



臣「中学からずっと一緒だからな。」



A「仲良しなんだね。ずっと一緒にいる友達っていいなぁー。」



臣「Aにもいるじゃん。晴美って子と楓って子。」




A「うん。みんなとずっと一緒にいたいなぁー。」




臣「みんなには涼太も入ってるのか？」




A「えっ？あっ。うん。......？」



兄が少しムッとしたのは気のせいだろうか？




兄と話すのはまだ緊張するけど楽しい。



兄じゃなかったら好きになってそうだって時々思う。


...なんて兄に言ったらどうなるんだろ？




実家に着いてしまった。


やっぱり外観を見ても怖いって思ってしまう。

母と話せるだろうか...。





臣「ただいま」


A「...た ただいま！」





...。母の声が聞こえない。




兄と一緒にリビングへ行った。


眠っている。

お父さんの写真がテーブルの上にあった。




母「お父さ...ん。」


寝言でお父さんと言った母。


私の前ではいつも強気でこんな弱々しいところ見たことがない。



A「...。」



臣「2階に行こ。」



A「...うん。」

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