507 彰吾side ページ7
.
Aのリクエストによって
決められた店に2人で入った。
彰吾「A飲む？」
「いや、今日はやめておきます。」
彰吾「言うと思った。」
「どうぞ気にせず飲んでください。」
彰吾「いや、家で飲むからいい。」
ライブ前はお酒を飲もうとしないA。
そもそも酒が得意な方じゃないから、
そこまで飲んでるイメージないけど。
少しして注文したものがテーブルに置かれ、
美味しいと笑顔のAを前にしてカレーを食べた。
彰吾「そういや、今日健太との予定は？」
「ふふっ。毎回山彰さんそうやって
聞いてくれますけど、基本予定はないので。」
彰吾「でも、この前。」
「いや、あれはレアですよー。
珍しくギターも持って来てたし。
どしたんですかね？」
彰吾「あいつ何気に寂しがり屋だからなぁ。」
「ふふっ。そんなところも素敵ですよね。」
彰吾「お前…。笑
で？あいつにアドバイスしたの？女優として。」
「いえ。きっと壱馬さんとかが俳優として
アドバイスしてると思うので、私からは特に。
アドリブ言われても健太さんにならないように
気をつけてくださいねとは言いました。」
彰吾「ふーん。」
「私に相談するような人じゃないじゃないですか。」
彰吾「まぁね。」
別にいいんですよ。健太さんらしく頑張れば
って言いながらカレーを頬張るA。
ハイローのチョイ役くらいしか
出たことない俺にとって、
Aは大女優だからなぁ。
いや、言い過ぎか。
それから他愛もない話をして、
あーだのこーだのって盛り上がった。
彰吾「てか、冗談抜きで聞くけどさ、
なんで健太なの？」
「えっ？笑」
話の流れで、こうなって。
気になっていたことを聞くと、驚いたA。
そんなAを見つめてると、
急に笑顔が消えて…表情が曇っていく。
「……すみません。」
彰吾「いやいや、はっ？そうじゃなくて。
別に謝るとかじゃないから。」
「…でも、」
彰吾「違うよ？違う違う。」
こいつ、なんか勘違いしてる。
俺は別に健太でもいいんだよ。
寧ろ健太といる時の
Aの無邪気な笑顔は普通に好きだから。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 688人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「THERAMPAGE」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Meg(プロフ) - ゆりえさん» あれ！？笑 普通にミスです😅ご指摘ありがとうございます！！🙇♀️✨過去の作品なのによく気付いてくださいましたね！すごい！！😍 (2022年9月8日 21時) (
レス) id: cd0d8bd3ad (このIDを非表示/違反報告)
ゆりえ(プロフ) - すみません、すっごい今更になって気になっちゃったんですけど、最後550話が250話になってるのってたまたまでしょうか…？🤔何だか今になって気づいたから気になってしまって…😅 (2022年9月8日 14時) (レス) id: 4382da2c62 (このIDを非表示/違反報告)
Meg(プロフ) - miru1027さん» わざわざありがとうございます泣 読み直すと誤字脱字がひどいのでお恥ずかしいです笑 リアル過ぎるとつまらないので、ちょいちょいありえないことを入れたりするんで、んーつまらん！ってなったらすみません。移行後もぜひ読んでください。 (2021年9月4日 22時) (レス) id: 9ec0205a78 (このIDを非表示/違反報告)
Meg(プロフ) - bo-boboさん» 小ネタたくさん入れたらページがいっぱいになってしまいました草 まこのストーリーに採用されるほどの女じゃないと紅一点は無理かと思いまして笑 (2021年9月4日 22時) (レス) id: 9ec0205a78 (このIDを非表示/違反報告)
miru1027(プロフ) - Megさん» 1週間かけて読み直ししてまいりました！やっぱり面白かったです。数あるお話しの中でファンタジーになってしまわないで、リアルに想像できる素敵なお話しで、本当に引き込まれます。お忙しいかと思われますが更新楽しみにお待ちしております。 (2021年9月4日 20時) (レス) id: 6ccd315784 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Meg
| 作成日時：2021年8月8日 23時
