306 ページ6
.
翌日、会場へ1人で向かった。
龍友からのメッセージがあるのかな…
なんて期待してチラチラと
無駄にスマホを見てしまう私…。
バカみたい。
私が、大っ嫌いって言って、
避けてるのに…謝ってもいないんだから…
メッセージなんて来るはずもない。
隼「おっ。きたきたぁー。Aー！」
「あっ。おはよー。」
裕太「おはよ。寝れたか？」
「うん。ばっちり。」
裕太「ふふっ。負けへんからな。」
「私も。」
隼「あとで紗季たちも来るらしいよー。」
「必ず応援には行くからねって言われてる。」
裕太「頑張らないとな。」
「ねっ！」
会場に入ると知ってる顔がチラホラ。
これから…始まるんだな。
バトルの前はいつも緊張するけど、
どんなバトルが繰り広げられるかワクワクする。
トーナメント戦。
裕太とはかぶっておらず、
もし戦うとしたら準決勝だ。
裕太「ここまでは勝たへんとやな。」
「うん。」
始まったバトル。まずは裕太の番。
相変わらず、
音を丁寧に聞いて踊ってるなぁって感心する。
裕太「っしゃー。」
「お疲れ様。」
裕太「ふふっ。Aと
戦うまでは負けられへんからな。」
「ふふっ。だね。」
次は私の番だ。頑張らなきゃ。
チラッと癖でスマホを見てしまった。
やっぱり…龍友からのLINEはなかった。
当たり前なのに…なぜかそれが本当に寂しい…。
優勝したらキスしたるとか、
抱いたるからなって
冗談でウザいLINEが…ほしかったな。
ダメダメ。
今はバトルのことだけを考えないと。
曲が流れて、先攻で相手が踊りだした。
勝てる。そう思って相手のダンスを見てた。
後攻、私の番…。
あれ？おかしい…。
音が…聞こえてるはずなのに…うまく取れない…。
やだ。こんなの私じゃない…。
なんで…なんで…全然楽しめない…。
苦しい…。
「……っ。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 879人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Yuu(プロフ) - 全部一気に読んじゃいました！ もー最高でした！(^-^) これからも素敵なストーリ楽しみにしています (2019年1月13日 12時) (
レス) id: eb6070b8e6 (このIDを非表示/違反報告)
sakurah(プロフ) - 全部読みました！もう最高でした。こっちまで胸が痛くなったり泣いちゃったりしました。笑 (2018年12月16日 16時) (レス) id: 873f7e836c (このIDを非表示/違反報告)
Rui:)(プロフ) - 番外編最高です！結婚するまでのお話も読んでみたいなと思いました笑！もっと読みたいです！ (2018年11月15日 2時) (レス) id: a9afa5d160 (このIDを非表示/違反報告)
シオレモン(プロフ) - Megさん» いえいえ！最高なお話を生み出してくれてありがとうござました！番外編読ませていただきました！めっちゃほっこりしました笑笑新作も読ませていただきますね！ (2018年11月11日 18時) (レス) id: 4a7781575b (このIDを非表示/違反報告)
ゆんみん(プロフ) - 番外編ありがとうございます！！！龍友くんめっちゃいい彼氏してるじゃないですか！半年とかちゃんとしてくれるって！涙 姫ちゃん龍友くん色に染まれ〜！！！笑笑 (2018年11月10日 23時) (レス) id: 9ecf6f8b50 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Meg
| 作成日時：2018年9月8日 18時
