あなた色に染まる〔７〕

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直人「A。起きて。」


「…んっ……。」


直人「ほら。遅刻しちゃうから。」


「……はぃ…。」



目を開けると、直直さんが横に立ってた。



そうだ。



ここ…直人さんの家だ。



「…すみません。起きます。」


直己「ふふっ。おはよ。」


「おはようございます。」


直人「さっ、早いけど
ご飯食べて、一旦家帰るよ。」


「はい。すみません。」


直人「A。こっち向いて。」


「ん？」


直人「ん。大丈夫だ。目腫れてない。
今日も可愛い。寝起きも可愛い！合格！」


「…ふふっ。ありがとうございます。笑」


直己「さっ、起きて。」


「はい。」



起きなかったら、チューしようと思ったのに


って冗談を言う直人さん。



そんなことしたら、


世のAファンに殺 されますよ？


って笑う直己さん。




やっぱりこの2人といると安心する。




用意されたおにぎりを食べて、


1人で帰ろうとしたら、送ってくって言われて、


3人で家まで向かった。




家に着くと、


すみませんでしたってお母さんに謝る2人…。





私が悪いのに……。



私が勝手に直人さんの家に押し寄せたのに…。





A母「ったく。直直さんに迷惑かけて。」


「…ごめんなさい。」


A母「まぁいいわ。
今日学校休んだら許さないからね。」


「ちゃんと行くもん。」




今度、直直さんにお礼しないとって、


私に怒らなかったお母さん。



直人さん…


どういうふうにお母さんに電話したんだろ。



私が悪いのに、


直直さんが悪いように捉えられてたら…


申し訳なさすぎる…。




A母「ふっ。あんた本当に
いい人達とグループ組んでるわよね。」


「えっ？」


A母「はぁ。お母さん、
2人のこともっと好きになっちゃった。」


「…ふふっ。うん。」


A母「さっ、早く準備して学校行きなさいよ。」


「うん。」



直直さんに、昨日は本当にすみませんでした


ってLINEして支度して学校へ向かった。



いつもより早く。




じゃないと…龍友に会ってしまうから。

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