声が枯れるまで叫びたい [６]

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教室に戻ると隼と目が合った。


隼「…大丈夫なの？」


「うん。」


玲於「まぁさっきよりは顔色いいじゃん。」


「ありがと。」



軽く会話を交わして、自分の席に着いた。


亜嵐「もう少し休んでたら良かったのに。」


「授業は受けないと。」


亜嵐「相変わらず真面目だね。」


「勉強が友達だから。」


亜嵐「え？笑
俺もAの友達だよ？」


「ふふっ。ありがと。」



他の学校はどうなのか知らないけど、


この学校は始業式がある初日でも


6時間目まで授業がある。



始業式は出れなかったけど、


授業はきちんと受けたい。


授業が好きってわけじゃない。


勉強に集中したら他のことを考えないで済むから。



隼に避けられてること、


涼太くんにキスされたこと…


そして…自分の気持ち……。


.



昼休み…どうしようか悩んだ…。


ちゃんと話したい。


でも行かなかったら涼太くんに悪い。


「…。」


玲於「あれ？A、保健室行かないの？」


「えっ…あぁ…えっと…。」


隼「…行っておいでよ。」


「…う、うん。行ってくる。」



.



お弁当を持って保健室に向かった。


涼太「あっ、来た来た。」


「…。(ｺｸﾘ)」


涼太「ご飯食べよ。」


「うん。」



普通に接してくれるから、私も普通に接する。



こういうところだと思う。


相思相愛だねって涼太くんが言うのって。

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