検索窓
今日:5 hit、昨日:7 hit、合計:612,995 hit

254 涼太side ページ4

.


涼太side



始業式で隼に付き添われ体育館を出ていった。


でも微妙な距離感…。


おいおい、隼…。苦笑



すぐに隼だけが体育館に戻ってきた。


玲於や亜嵐くんにお前何してんの?


みたいな感じで言われてる…感じに見える。



始業式が終わって、すぐに保健室に向かった。


.


直人先生にAちゃんは大丈夫?って聞いたら、


寝てるんじゃないか?って言いながら


ジェスチャーで泣き真似をした。



俺が入ってきたって分かって、


絶対に泣いてない振りを装うだろうと思って


カーテンを勢いよく開けた。


こっちを見ようとしないAちゃん…。



直人先生に出ていってもらって2人になった。


泣いている理由は…きっと……。



涼太「…隼?」


「……うぅ……泣」



やっぱり…。


.



泣き止むまで、俺は大丈夫しか言えなかった。


Aちゃんに言っているはずが、


自分にも言い聞かせている気がして…


大丈夫しか言えなかった。



隼に嫌われたって落ち込んでいるAちゃん。



隼なんてやめて…俺を好きになってよ…。


そしたら悲しませることなんてしないのに…。



涼太「一緒にいると、素の自分でいられる。
落ち着く。安心する。
支えあっていきたいって思える。
隣にいてほしい。」



今…Aちゃんは誰が浮かんだ?


俺じゃないよね?


.



ごめん。俺のせいだ。


俺のせいでAちゃんを悲しませてる…。


隼が変に引け目を感じてしまったのは…


俺のせいだ…。



Aちゃんらしくない!!って言ったら驚いてた。


そうだよ。


Aちゃんの背中を押すのが、俺の役目だろ。



涼太「俺は全力で支える。
Aちゃんをこれからも守る。
だから…前に進んで。大丈夫だから。」


「……ありがと。」



相思相愛って言ったら認めてくれた。


やっと笑ってくれたAちゃん。


やっぱり笑顔が似合う。



涼太「お願い…これが最初で最後…。」



すごい自分勝手なことだってわかってた。


でも…ごめん。俺も男やから。



触れるだけの優しいキス。


最初で最後の俺のわがまま。



これからも仲のいい大親友でいてください。


って言ったら、はいって笑ってくれた。



仲のいい大親友でいてほしいっていうのも、


わがままか。


俺…Aちゃんには


わがままになっちゃうのかもしれない。

255 涼太side→←253



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (480 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1092人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

Meg(プロフ) - ゆんみんさん» 私のところゆるゆるでしたけどね。仲良しでした。笑 隼の浮気、さてどうなるか。眠れないとかコメント頂いたのに更新してないとか、残酷ですみません。 (2017年8月31日 20時) (レス) id: 9ec0205a78 (このIDを非表示/違反報告)
Meg(プロフ) - つきさん» ありがとうございます!そう5年は続いている交換日記とか凄いですよね!笑 私も半年…無理かもっす!笑 移行したので7もよろしくお願いします! (2017年8月31日 20時) (レス) id: 9ec0205a78 (このIDを非表示/違反報告)
ゆんみん(プロフ) - Megさん» 私のとこの教頭は融通のきかない厳しい人でした〜(涙)えっ!?隼くん浮気!?!?ないですよね?ドキッ!しすぎてもう寝れませーん!!勘違いであることをひたすら祈ります!!!!!! (2017年8月30日 0時) (レス) id: 9ecf6f8b50 (このIDを非表示/違反報告)
つき - めっちゃ面白いです!隼の勘違い笑 主人公ちゃんと涼太、交換日記まだ続いているとは…流石ですね。 私は半年が限度だ笑  これからも更新、頑張ってください。 待ってます! (2017年8月30日 0時) (レス) id: 875e5f28d8 (このIDを非表示/違反報告)
Meg(プロフ) - kana*muuさん» 気になってくれてありがとうございます!嬉しい!これからの展開を引き続き読んでください♪ (2017年8月29日 23時) (レス) id: 9ec0205a78 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Meg | 作成日時:2017年8月19日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。