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昌典さんが近づいてくる中、


後ろから手を引っ張ったのは、隼だった。



「よかった。隼。ありがと。」





隼に握られた左手だけが温かくて、


変な感じがする。



?「俺ら………るよ。」


あっ涼太くんだ。えへへ。ありがと。



良かった。みんながいる。


もう昌典さんは見えない。大丈夫だ。


だって隣に隼がいるもん。大丈夫だ。



何だろ…安心したら…眠たくなった。



.




どのくらい眠っただろう…。



体が鉛のように重い。



でもやっぱり左手だけが温かい。



…なんで?


.



まぶたが重く感じて、


ゆっくり目を開けた。




眩しい。白い天井…ここはどこだ?



隼「A!!」



隼に呼ばれて左側を見た。


え?何その泣きそうな顔。可愛いんだけど。




剛典「A!わかるか?」


あれ?剛典さん。わかるって何が?



「…。」首を傾げる


剛典「よかった…。」



あれ…首が重い。てかここどこ?




A母「A!大丈夫?」


A父「起きたか?」




えっ!お父様、お母様?なんで?


あれ?海外にいるんじゃなかったっけ?


…いや…今は日本にいるか…。


ってことはここは日本か。





剛典「看護師呼ぶね!」



看護…師?え?


……あぁここ病院なんだ。


なんで病院にいるんだろ?



てかこの口についてるのは何?




隼「あー外さないの!
マスクしてないといけないんだから。」



マスク?…私風邪引いた?


いや…違う…これ酸素マスクだ。


えっ何で?全くもって理解できない。




『ここどこ?』



…あれ?声…さっきまで声出てたのに…


出ない…。凹む。



隼「病院だよ。
A、意識なくなって運ばれたんだよ?」


『え?』


隼「もう大丈夫だからね。大丈夫だから。」


「…。(コクリ)」



何が大丈夫なのか、


よくわからないけどまぁいいや。


隼が大丈夫って言うんだから。


ぼぉーっとしていて、何も考えられない。

196→←194 隼side



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Meg(プロフ) - 真由さん» そうなんすよね!覚えられないんですよー!だから小出しにしないとっすよねー。がんばりまーす!笑 (2017年8月9日 20時) (レス) id: 9ec0205a78 (このIDを非表示/違反報告)
Meg(プロフ) - ゆんみんさん» あぁーあれはディスってるのかぁー。笑 そんなつもり無かったでした。笑 はい!5でもコメント頂けたら嬉しいです! (2017年8月9日 20時) (レス) id: 9ec0205a78 (このIDを非表示/違反報告)
真由 - あー!思い出しました!授業中にイチャイチャするやつですね笑流石に2個前は覚えてないです汗 (2017年8月9日 10時) (レス) id: 365eda0d64 (このIDを非表示/違反報告)
ゆんみん(プロフ) - Megさん» 涼太みたいに痩せ細ったら ってところですw移行おめでとうございます!また読ませてもらいますね〜!楽しみ〜♪ (2017年8月8日 23時) (レス) id: 9ecf6f8b50 (このIDを非表示/違反報告)
Meg(プロフ) - 真由さん» 違いました![2]です!玲於side、隼sideが続いてるところらへんです。 (2017年8月8日 22時) (レス) id: 9ec0205a78 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Meg | 作成日時:2017年7月29日 18時

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