声が枯れるまで叫びたい [４]

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涼太「おーーーーい！」


龍友「なんや？」


涼太「昼前にここ走ってた女の子見た？」


龍友「はぁ？意味わからん。笑」


涼太「Aちゃん、走って学校を
出ていったみたいなんだけど、知らない？」


龍友「見てないで。女神やったらすぐわかるし、
ほかの奴らが騒ぐやろうし。」


涼太「…そっか。そうだよね。」


龍友「なんや？おらんのか？」


涼太「うん。ちょっとね…
ありがと。頑張ってね！練習！」


龍友「おう！もし女神見つけたら
涼太が探しとったって言っとくわ！」


涼太「ありがと！じゃ！」




野球部の龍友くん。


今日は朝からグラウンドで練習。



もし、グラウンド横をAちゃんが走っていたら、


野球部の誰かしらが見ているはず。


そして騒ぐはず。



だっていつも保健室の中が見えるところを


わざわざ歩くような野球部の皆さんだから。苦笑



龍友くんが女神と言うから、


みんな女神と言うくらい、


Aちゃんは野球部に大人気。



そんな野球部のみんなが


気付かなかったなんてありえない。



ってことは…やっぱり学内にいる！！！

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