声が枯れるまで叫びたい [４]

169 ページ19

.


涼太と別れて自分のクラスに入ったAと亜嵐。



夏恋「あーらーんっ！
あんたやっぱり頭いいんじゃん！！」


亜嵐「おはよ。
いや、初めてのテストだったから
すごい勉強したから、たまたまだよ。」


伶菜「この学校で
たまたまで7位に入ることはありません！」


亜嵐「…ははっ。苦笑」



夏恋「相変わらずAは1位だし。」


「…。」





私が反応をしないとわかって


夏恋と伶菜は亜嵐くんをまたいじりだした。


.



隼「おはよー！」


玲於「…うぃ。」



亜嵐くんがたじたじになっている時に


2人が入ってきた。


隼はすぐに私の目の前に立った。



隼「おはよ！もう1位2位の名前見飽きた！！笑」


「…。(ｺｸﾘ)」


玲於「すげーよなぁー。ほんと。」


夏恋「2人の名前はなかったもんね。笑」


玲於「お前らは？」


夏恋「…。」


玲於「仲間じゃん。笑」


夏恋「一緒にはしてほしくない！」



今日からテストが返ってくる。


上位の人たちはこれと言って


ソワソワしないんだけど、



赤点の可能性がある人は


テストが全て返ってくるまで落ち着かない。




…隼や玲於はそっちの人たち。苦笑


.



隼「ねー見て！！」


「…。」


隼「やばい！これはかなりやばい！」


「…。苦笑」



見せてくれたのは数学。



23点…。



暗記出来るものは短期記憶で


何とか赤点を免れたみたいだけど…。


数学も教えてあげたのに…。




隼「夏休み補習決定しましたぁぁぁー！」


『ばーか』


隼「うん。今は否定出来ない。」


玲於「俺も補習だ。」


夏恋「はい。2人ともバカー！笑」


伶菜「赤点はとっちゃダメでしょ。」


玲於「うっせ！！」




補習を受けて再テストを


合格しなくてはいけないらしい。



伶菜と夏恋は赤点は無かったみたい。

170→←168

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す