声が枯れるまで叫びたい [３]

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隼「……やばい。俺…幻見てるかも…。」


「…。」首を傾げる


隼「そもそもこんな人の多いところに
Aは来ないし…今…笑顔のAが見えた…。
俺、天に召されるのかもしれない。」


「…。」



何を変なことを言ってるんだろ。笑


そんな隼にはいつもの攻撃だ！笑




隼「いたっ…イテテテテ…
ん！ふめははい！！(ん！夢じゃない！)」


両方のほっぺを引っ張った。



パッと離して笑った。


隼「えっ…夢じゃない。痛かった。
え？待って！！混乱してるんだけど…」



ほっぺをさすりながら眉間にシワを寄せる隼。



携帯を取り出し、メモに文字を打った。


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“驚いた？”


隼「うん。めっちゃ。」


“隼を驚かせるために頑張ったんだよ”


隼「え？」


“変わるから楽しみにしててって言ったじゃん”


隼「うん。」


“声は出ないけど、
もう自分の気持ちを抑えたくない。
どんな嘘が流れても、
どんな事があっても強くなりたい。
隼に頼ってばっかの自分じゃなくて
隼と同じ位置に立ちたい。”


隼「…うん。」


“だから、まずは表現力を豊かにしようと思って！
笑顔にチャレンジしました！”


隼「いや、まじびっくりだよ。」



隼に向かって笑ったA。



隼「…///」


Aの笑顔を見て俯く隼。



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“久しぶりに笑った時、
隼のこと思い出したんだよ。”


隼「えっ！」


“バカだなーって。(笑)”


隼「…おい。汗」


『ばーか』



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本当は幼い時の隼と仲良く遊んだり、


可愛い隼を思い出して笑ったんだけど…


隼には教えてあげない！



だって、今日すぐに私のところに


来てくれなかったもん。

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