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次の日の昼休み。


いつも通り保健室でお弁当を食べた。




涼太「じゃあーん!!」


「…。」


直人「なになに?」




涼太くんが手に持っているものは


何の変哲もない割り箸だった。



涼太「はい。一膳どうぞ。」


「…。」


笑顔で差し出された割り箸を受け取った。




直人「え?箸あるよ?笑」


涼太「もーいいから直人先生は静かにしてて!笑」


直人「ひでーなぁー。笑」


涼太「はいっ!これを横にして咥えます!!
にぃーって。あっ、直人先生、鏡!!」


直人「はぁ?持ってないから。」


涼太「うっそだぁー!笑
自分大好き直人先生が鏡持ってないなんて、
有り得ない。隠してるでしょ?笑」


直人「そうそう、俺は常に鏡をチェック…
…ってンなわけあるか!笑
洗面台の鏡使いなさい。笑」


涼太「なるほど。
洗面台の鏡を常に見てるってことね。笑
ほら、Aちゃん!鏡の前立って。」


「…。(コクリ)」




お前なぁーって笑っている直人先生を

横目に鏡の前に立った。



.



涼太「よしっ。」


「っ!」ビクンっ。


涼太「あっ…ごめん…汗」



よしって鏡を見ながら

私の両肩に手を置いた涼太くん。



びっくりした私を見て

すごく申し訳なさそうにしている…。



首や肩を触られるのが苦手なのは知ってるはず。


本当に無意識だと思う。



でも…涼太くんに触られても…平気かも。



『だいじょうぶ』



申し訳なさそうにしている涼太くんを


見ながら大丈夫と口を動かし、



持っている割り箸を軽く持ち上げた。



涼太「…ごめんね。よし。やろう!!
はい!咥えて!」




涼太くんが割り箸を咥えたので私も真似をした。

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Meg(プロフ) - GENE_LDH@lightさん» 亜嵐くんファンなんですね!本当にすみません。ファンの方に大丈夫と言ってもらえて、ホッとしましたー!ありがとうございます!移行してもお付き合いいただけたら嬉しいです! (2017年7月29日 18時) (レス) id: 9ec0205a78 (このIDを非表示/違反報告)
Meg(プロフ) - ゆんみんさん» 大丈夫ですかね?大丈夫ならいいんですが。隼との進展、どうでしょかね?♪ぜひこれからもどうなるか見てください! (2017年7月29日 18時) (レス) id: 9ec0205a78 (このIDを非表示/違反報告)
Meg(プロフ) - つきさん» 主人公、好きになってくれますか?ありがとうございます!笑 亜嵐くんの正体やっと出せました!ずっと気にかけてくださってありがとうございました!これからもよろしくお願いします! (2017年7月29日 18時) (レス) id: 9ec0205a78 (このIDを非表示/違反報告)
Meg(プロフ) - リョタコさん» ありがとうございます!これからもドドンと更新頑張るので、移行しても読んでください! (2017年7月29日 18時) (レス) id: 9ec0205a78 (このIDを非表示/違反報告)
GENE_LDH@light - 私、亜嵐くんファンですけど全然大丈夫ですよー!!みんなに「お前は、狂ったほど亜嵐くん命だよな」って言われてる私が大丈夫だったので多分他の亜嵐くんファンさんも大丈夫ですよー笑いい人なのがにじみでてますもん!その辺は心配しなくて大丈夫だと思いますよー♪♪ (2017年7月29日 13時) (レス) id: e76dac57d6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Meg | 作成日時:2017年7月18日 18時

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