声が枯れるまで叫びたい [３]

120 隼side ページ20

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隼「まじっ！？！？」



剛典さんと、剛典さんの少し後ろを歩く…


…Aがいた。



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えっ？待って！！なんで？


声を失ってから断固としてこういう場に


参加しなかったのに…何があったの？


えっ？やばい。混乱しすぎて…


……やばい可愛い///



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剛典さんの少し後ろを歩くAは


すごく凛としていて、大人っぽい。


こりゃ、ざわざわするわけだ。


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俺に気づくことなく進む剛典さんとA。


会場にいるみんなが2人に注目している。



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司会の人が五十嵐財閥 会長より


お言葉をいただきたいと思いますと進行して


Aのお父さんが拍手の中みんなの前に立った。



A父「えー本日は……」



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Aのお父さんが真面目な話をしているけど、


俺は全く耳に入ってこなくて、


ずっとAを見ていた。



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A父「えー、私の個人的なことになるが、
今日は私の愛娘も参加している。おい、剛典。」


剛典「はい。」



剛典さんがAに声をかけ、


会長の隣に2人は立った。



A父「可愛いだろ。笑」


大きな拍手で会場いっぱいになった。


「…。」深くお辞儀をする



剛典「お父様、Aが困ります。」


A父「あーすまない。
えーこれから五十嵐財閥を担うであろう
愛娘をぜひ皆も覚えておいてくれ。以上だ。」



また会場が拍手でいっぱいになり、


剛典さんとAは軽くお辞儀をして移動した。



やばい。可愛すぎて目が離せない。


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色んなおっさん達が


剛典さんとAの所に話しかけに行ってる。


1人1人の目を見てお辞儀したりしてるA。



どうしよ…俺…


いや、今話しかけに行ったら迷惑だろ。



はぁーおっさん達が羨ましい。


おっさん達の波が落ち着くまで待つか。

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