声が枯れるまで叫びたい [３]

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隼に手紙…書かなきゃよかった。


うるさい。すごいうるさい…。


でも元気になったならいいや。


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本当は私笑えるようになったんだよ。


って教えてあげたかった。


でも、あと１週間我慢。


隼の驚く顔が早く見たい。



口元が緩みそうになって手で隠した。


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あと１週間…私は我慢できるかな？


いや、我慢しなきゃ。


協力してくれた涼太くんや静香さんに悪い。



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そう思って必死に耐えた。と言ったら嘘になる。


これと言って笑いたいと思う機会がなかったから、


バレずに済んだ。




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1週間経った。静香さんに


軽くメイクと髪の毛をセットしてもらって


パーティードレスを着た自分。



静香「うわぁー。やっぱりあんた美人過ぎるわ。
素がいいからナチュラルメイクなのに、
大人っぽいし。で？表情も豊かになったし。
はぁー。鼻の下伸びてる
おっさん達が目に浮かぶよ。」


「…。苦笑」


静香「そういう困った顔も
できるようになったの？
頑張った結果がこれだから嬉しいけど、
なんか寂しい。」


『なんで？』


静香「だってー！私の癒しだったのに、
みんなの癒しになって
遠い存在になっちゃうー！笑」



静香さんの発言が可愛くて笑った。



『だいじょうぶだよ』


静香「まぁいいや。
ほら剛典のところ行っておいで。
パーティー無理しないようにね。」


「…。(ｺｸﾘ)」



静香に深くお辞儀をして剛典さんの元へ向かった。

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