105 ページ5
.
涼太「あと！一つお願いがある！」
笑顔で右手の人差し指を
ピンっと立てている涼太くんを見つめた。
涼太「保健室では、
声が出なくても口を動かしてください。」
「…。」
涼太「俺や直人先生はAちゃんの目を見たり、
ニュアンスで何を言いたいのかわかるよ。
でも変わるんだったら、変わろ？」
「…。(ｺｸﾘ)」
涼太「ふふっ。そういう時、
はいって言ってよー。笑」
『はい』
涼太「うん。口を動かすって約束出来る？」
「…。(ｺｸﾘ)」
涼･直「「あははっ。動かしてねぇー！笑」」
2人の声がハモった。
『がんばる』
涼太「うん。頑張ろ。
っても俺、隼みたいに読唇術得意じゃないから、
大きく動かしてね。」
「…。(ｺｸﾘ)」
涼太「ぷっ。まぁこれからだ。笑」
.
口を動かしても声が出ないから…
あまり動かそうとも思ってなかった。
でもきっと、
それがどんどん殻にこもってしまう
原因だったのかもしれない。
でも…口を動かすと…
声を失ったあの時のことを思い出してしまう…。
どんなに動かしても一言も一音も出ない恐怖…。
私は…これから耐えられるだろうか…。
『ねー』
涼太「ん？」
近くにあった紙とペンを手に取った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1222人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「GENERATIONS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Meg(プロフ) - GENE_LDH@lightさん» 亜嵐くんファンなんですね！本当にすみません。ファンの方に大丈夫と言ってもらえて、ホッとしましたー！ありがとうございます！移行してもお付き合いいただけたら嬉しいです！ (2017年7月29日 18時) (
レス) id: 9ec0205a78 (このIDを非表示/違反報告)
Meg(プロフ) - ゆんみんさん» 大丈夫ですかね？大丈夫ならいいんですが。隼との進展、どうでしょかね？♪ぜひこれからもどうなるか見てください！ (2017年7月29日 18時) (レス) id: 9ec0205a78 (このIDを非表示/違反報告)
Meg(プロフ) - つきさん» 主人公、好きになってくれますか？ありがとうございます！笑 亜嵐くんの正体やっと出せました！ずっと気にかけてくださってありがとうございました！これからもよろしくお願いします！ (2017年7月29日 18時) (レス) id: 9ec0205a78 (このIDを非表示/違反報告)
Meg(プロフ) - ﾘｮﾀｺさん» ありがとうございます！これからもドドンと更新頑張るので、移行しても読んでください！ (2017年7月29日 18時) (レス) id: 9ec0205a78 (このIDを非表示/違反報告)
GENE_LDH@light - 私、亜嵐くんファンですけど全然大丈夫ですよー!!みんなに「お前は、狂ったほど亜嵐くん命だよな」って言われてる私が大丈夫だったので多分他の亜嵐くんファンさんも大丈夫ですよー笑いい人なのがにじみでてますもん!その辺は心配しなくて大丈夫だと思いますよー♪♪ (2017年7月29日 13時) (レス) id: e76dac57d6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Meg
| 作成日時：2017年7月18日 18時
