146 裕太side ページ46
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裕太「俺、これあげる時に
内側にメッセージ書いてん。笑」
「えーそうなんですか?ふふっ。素敵ですね。
なんて書いたんですか?」
裕太「何やったかなぁー?」
覚えてる。
なんて書いたか。
はっきりと今でも覚えてる。
なんて書いたか…。
俺はあの時からきっと…。
.
「おチビ 大好きやで。」
裕太「…えっ?」
今…Aちゃん…なんて言うた?
なんで…俺が書いた言葉…知ってるん?
「…えっ!」
裕太「えっ!!!」
無意識にリストバンドをひっくり返してた。
そこには、紛れもなく
俺の汚ったない文字があった。
“おチビ 大好きやで”
「…。」
裕太「…。」
.
…………。
.
「たぁーくん!!」
裕太「おチビ!!」
「えっ?嘘でしょ?えっ?
たぁーくんが中務さん?えっ?」
裕太「…おチビ?」
「…はい。」
裕太「おチビ!!」
「えっ!」
嘘やろ?こんなことある?
でも…おチビはおチビや。
嬉しくて嬉しくて嬉しくて…ぎゅっと抱きしめた。
裕太「おチビ。会いたかったで。
ずっと…ずっと大好きやってん。」
「…うん。たぁーくん…
ってたぁーくんですか?」
裕太「うん。」
「あのね…たぁーくん…。」
裕太「ん?」
名前を呼ばれて、ぎゅっと抱きしめた力を緩めた。
Aちゃんの目…確かにおチビの目や。
何も変わってない。
「好きっ。ずっと私も好きです。
ずっとたぁーくんを想ってました。」
裕太「ふふっ。うん。なぁおチビ、
俺ら友達なんやから、敬語はなしやろ?」
「いや…でも中務さんは…。」
裕太「ええの!なぁ?昔みたいにいこうや。」
「…う、うん。」
昔みたいに、またおチビと仲良くしたい。
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ゆうぴ - もうゆうぴ好きすぎる。私もゆうぴとくっつきたい!笑 このお話作ってくださって、ありがとうございました! (2018年12月28日 23時) (レス) id: c9d06c9877 (このIDを非表示/違反報告)
尼崎の雑草になりたい(プロフ) - ゆうぴの優しさが滲み出てずっとニヤニヤ笑最高の作品ですね!!! (2018年10月18日 0時) (レス) id: 78d74eec29 (このIDを非表示/違反報告)
a - きゅんきゅんしました!続編が見たいです (2018年10月6日 11時) (レス) id: e3a6416106 (このIDを非表示/違反報告)
horichoman(プロフ) - この作品とてもだいすきです!ぜひ続編お願いします!! (2018年8月29日 12時) (レス) id: 024eaff229 (このIDを非表示/違反報告)
まお(プロフ) - Megさんの作品もっと読みたいと思ってたらこの作品を見つけイッキ読みしてしまいました笑笑ほんとに良かったです! (2018年4月8日 13時) (レス) id: 4a7781575b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Meg | 作成日時:2017年11月13日 18時