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帽子を被って赤髪は隠れてるし
マスクもしてるけど…バレたらまずいのでは…。
そう思っているのに…
自分から離したくないなんて…どうかしてる。
繋いだ手が隠れるように
中務さんが少しだけ近づいてきた。
中務さんを見ても前を見てて…
何を考えてるのか全くわからない。
どうしよう…心臓がバクバク言ってる。
こんなに近くにいたら聞こえちゃう。
私と手を繋いでいることが、
バレたら中務さんに迷惑をかけるという考えと、
この温かい手に握られて
嬉し恥ずかしい気持ちと…。
1階に止まりエレベーターの扉が開いた。
それと同時にパッと離された手。
エレベーターを降りた。
「…。」
裕太「わざわざここまで見送りありがとね。」
「いえ。こちらこそお疲れなのに
面会に来てくださってありがとうございました。」
裕太「ほな、早う退院して、
仕事復帰楽しみにしてんで。」
「はい。頑張ります。」
裕太「ほなまた。」
「はい。気をつけて帰ってください。」
裕太「ん。」
バイバイって手を振って
タクシーに乗った中務さん。
タクシーが見えなくなるまで
見送って病院の中に入った。
いったいあれはなんだったんだろ…。
たぁーくんよりも…
中務さんへの想いが…強くなりそう…。
たぁーくんが…中務さんならいいのに…。
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ゆうぴ - もうゆうぴ好きすぎる。私もゆうぴとくっつきたい!笑 このお話作ってくださって、ありがとうございました! (2018年12月28日 23時) (レス) id: c9d06c9877 (このIDを非表示/違反報告)
尼崎の雑草になりたい(プロフ) - ゆうぴの優しさが滲み出てずっとニヤニヤ笑最高の作品ですね!!! (2018年10月18日 0時) (レス) id: 78d74eec29 (このIDを非表示/違反報告)
a - きゅんきゅんしました!続編が見たいです (2018年10月6日 11時) (レス) id: e3a6416106 (このIDを非表示/違反報告)
horichoman(プロフ) - この作品とてもだいすきです!ぜひ続編お願いします!! (2018年8月29日 12時) (レス) id: 024eaff229 (このIDを非表示/違反報告)
まお(プロフ) - Megさんの作品もっと読みたいと思ってたらこの作品を見つけイッキ読みしてしまいました笑笑ほんとに良かったです! (2018年4月8日 13時) (レス) id: 4a7781575b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Meg | 作成日時:2017年11月13日 18時