249 ページ49
.
玲於〔今から家出れる？〕
「えっ？」
玲於〔隼が会いたがってるからさー。〕
「…ごめん。今忙しい…。」
玲於〔ふーん。じゃ仕方ないか。代わるわ。〕
「えっ？」
隼〔あー…もしもし。〕
「はい。」
隼〔ごめん。玲於が勝手に電話かけて…。〕
「ううん。大丈夫。」
隼〔マジごめん。忙しいのに。〕
「ううん。平気。それより玲於酔ってんの？」
隼〔うん。妖精さんと喧嘩したらしい。〕
「なるほどね。じゃあ私に電話するんじゃなくて
妖精さんに電話をしなさいって言ってあげて。」
隼〔ふふっ。うん。だね。
じゃ、本当にごめんね。〕
「ううん。大丈夫だから、玲於のことよろしく。」
隼〔うん。バイバイ。また連絡するわ。〕
「うん。バイバイ。」
後ろの方で、俺は悪くねーしっ！って
玲於が言ってる声が聞こえるけど、
明らかに酔っ払ってて…
いじけているようにも聞こえた。
ことあることに玲於は隼に頼るよね。
もし玲於が女の子だったら
隼の取り合いしてたのかな？笑
“本当にいきなり電話ごめんね！”
電話を切ってすぐに隼からきたメッセージ。
別に…
いつでも電話かけてきてくれてもいいのに…。
私はいつだってあなたの声が聞きたいのに。
なんて言えない。
“全然大丈夫！心折れてたから息抜きになった！(笑)”
“まだ忙しいの？無理しないようにね”
“ありがと！大丈夫！程々にするから！”
“また心折れそうになったら
いつでも息抜き付き合うよ！(笑)”
“うん！その時はよろしくね！！”
疲れてたはずなのに、
隼の声を聞いて復活した気がする。
声を聞くと会いたくなる…。
会いたい。
でも…もう会いたいなんて
わがままは言わないって決めたから。
「よしっ。頑張ろ。」
広臣さんの力になれるように、私は前を見るんだ。
以前、隼のお母さんと2人で出かけた時、
あなたは私の娘みたいなものだから、
あなたが幸せなら私は嬉しい。
でも、欲を言うとウチのバカ息子の
面倒を見てほしかったけどね。
って言われて胸が痛かった。
私もそれが一番の望みだった。
でも…現実はそう簡単にはいかない。
もうわがままは言わない。
隼は友達。
心の支えになる友達。
それで十分…。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 577人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
のん(プロフ) - Megさん» ですね！w逆にもどかしいのが読んでて楽しいです！w絶対読みます！誓います！w (2018年1月31日 21時) (
レス) id: 5349df1511 (このIDを非表示/違反報告)
Meg(プロフ) - れっどあっぷるさん» ダメっ！私が一番の動き回る！！負けないっ！！笑 くみこぉー！！笑 完結に繋げていくように頑張るよ！！�靴呂諭次�ないっ！まじでこんなに作品長すぎるもんっ！！笑 (2018年1月30日 21時) (レス) id: 9ec0205a78 (このIDを非表示/違反報告)
Meg(プロフ) - 唯菜さん» ありがとうございます！私も常に携帯が手放せません！続き書かなきゃ！笑 予想つかないですよね。こえー！って感じになるかも？！笑 なので隼くん諦めないで！って祈り続けてこれからも読んでください！！笑 (2018年1月30日 21時) (レス) id: 9ec0205a78 (このIDを非表示/違反報告)
Meg(プロフ) - ヒナタサキ:)さん» 寂しくなってくれてありがとう！！でも長すぎるから、そろそろ完結しないとね！笑 気になる！気になったら見ちゃう！笑 よろしくお願いします！愛を全面的に出して出して出しまくりましょ！！笑 (2018年1月30日 21時) (レス) id: 9ec0205a78 (このIDを非表示/違反報告)
Meg(プロフ) - ゆんみんさん» これから動き出します！！笑 くみこの想い、叶うといいなぁーなんて思っていたり。笑 主人公にとって隼くんは特別な存在ですからね！！少しの会話でも元気になれちゃうんですよ！！愛っすね！笑 (2018年1月30日 21時) (レス) id: 9ec0205a78 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Meg
| 作成日時：2018年1月7日 19時
