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広臣「電話、何で出ねーの？」
「…。」
広臣「ﾁｯ…めんどくせぇやつだな。」
「…。」
広臣「帰るぞ。」
「…。」
広臣「聞こえてる？帰るぞ。」
冷たい目で私を見る広臣さん…。
これが…私の婚約者…。
一言も発さず…
カバンと携帯だけ持って…ついて行った。
私の帰る家は…五十嵐家
…ではなくこの人と2人の家…。
それが嫌で、いつも五十嵐家に帰るのに…
迎えに来たのは…電話を無視した私への罰。
隼……。
私は…隼の隣に帰りたい…。
広臣「いつまでそうやって抵抗し続けるの？」
「…。」
広臣「はぁ…まぁいいわ。めんどくせぇ。」
この人は顔合わせの時から…こうだった。
あれは…大学1年の夏休みだ。
隼と遊ぼうと約束してた日に…
両家の顔合わせだった。
*****
着たくない着物を着せられ…
嫌々お父様達に連れられ、案内された座敷。
そこに座っている登坂家の3人。この人と私は…。
ふっ。と片方の口角を上げて私を見る人…。
すごい嫌な感じ。
親達がペラペラ話してて、
それに愛想笑いをして乗り切ろうとしていた。
父「まぁ俺らが話してても意味がない。
ここは2人の時間を。」
そう言って席を外したお父様達。
「…。」
広臣「ご趣味は？」
「っ！」
広臣「ふっ。なんてお見合いだったら
言わなきゃいけねーのかなって思って。」
「…。」
広臣「言っとくけど、お前も嫌かもしれないけど、
こっちもお前みたいなやつ嫌なんだからな。
自分だけ悲劇のヒロインぶるなよな。」
「…。」
広臣「まぁ割と顔整ってるから、
良しとするけど。」
「…。」
広臣「お前声出ないの？」
「…出ます。」
広臣「そっ。」
「…。」
それからはお互いずっと無口だった。
何も話さず時が流れ…
お父様達が戻ってきて、その日は終わった。
なんで…あんな人と……。
家に帰ってきて、
自分の部屋で、隼との写真を眺めてた。
剛典「入っていい？」
「どうぞ。」
ゆっくりと部屋のドアが開いて
剛典さんが入ってきた。
─────────────────
作者より。
いつも読んでくださっている皆さん！
本当にありがとうございます！
最近更新が出来ずすみません。
キリの悪いところではありますが、
いっぱいになってしまったので
移行します！！
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ヒナタサキ:)(プロフ) - Megさん» ハヤトが好きなのはお嬢様だしお嬢様が好きなのはハヤトだからどちらかが違う人と結婚しちゃうと二人とも幸せになれないなあって感じです(笑)もう使ってたんですね!!じゃあどんなふうに二人が戻るんだろう…続き見ます！ (2017年10月27日 23時) (携帯から) (
レス) id: 63efb632b5 (このIDを非表示/違反報告)
Meg(プロフ) - こもりんごさん» 切なくてすみません！泣 剛典さん、ぜひ頑張ってもらわないとですよね！頑張っていただきます！笑 移行したのでそちらもお付き合いください！ (2017年10月27日 21時) (レス) id: 9ec0205a78 (このIDを非表示/違反報告)
Meg(プロフ) - GENE_LDH@lightさん» 切ないの好き？ありがと！この作品ハッピーだからみんなに好かれてるんだと思ってて。笑 やだやだ言っちゃうよね！笑 でもどうにかするから、飽きずに読んでね！！ (2017年10月27日 21時) (レス) id: 9ec0205a78 (このIDを非表示/違反報告)
Meg(プロフ) - あめさん» いえ、LDHメンバーは基本名前を使いますので、妖精という人物は架空の中の架空です！ややこしくてすみません。また何か分からないことがあれば言ってください！ (2017年10月27日 21時) (レス) id: 9ec0205a78 (このIDを非表示/違反報告)
Meg(プロフ) - Rさん» ありがとうございます！自分のペースで頑張ります！他の作者さんよりかはペースが早いと思うので、読んでくれたら嬉しいです！次の展開も読んでください！ (2017年10月27日 21時) (レス) id: 9ec0205a78 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Meg
| 作成日時：2017年10月10日 20時
