私の居場所 �� 〜GENEからの愛〜

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涼太「あのさ…少し休みたいんだけど。」


夏恋「ん？寝ていいよ。」


涼太「いや夏恋がいたら寝れないよ。苦笑
鍵かけないとだし。」


夏恋「起きるまでいるよ？」


涼太「…。」



ウザい。


無理だ。


限界。



.



涼太「ごめん。帰って。
てか、俺ら付き合ってないよね？
ただ夏恋がストーカーにあってるって言うから
一緒にいるだけだよね？
だったら、わざわざ俺ん家来なくても良くない？
だって外歩いてたら危険なんだよね？
大人しく家に帰った方が安全なんじゃないの？」


夏恋「…。」


涼太「お願い。休みたい。だから、帰って。」


夏恋「…わかった…ごめん。
でも…私…涼太くんのこと好き。」


涼太「………ごめん。無理。」


夏恋「…そっか…私…帰るね…じゃ。」




玄関にも送る気になれなくて、その場で見送った。



.



わかってた。利用されてて、


あわよくば付き合いたいっていう夏恋の気持ち。



でも…俺は夏恋じゃなくてAが好き。



ストーカー被害にあっていてつらいから、


登下校を一緒にしてほしい。


学級委員長の俺にしか

こんなことお願い出来ないと言われた。



でも1度もそんな怪しい人は現れなかった。

むしろ下校の時にどこどこ行きたいとか


言ってくる夏恋に嫌気がさしてた。




なんで俺に頼むんだよ…。


夏恋は可愛い。


だから協力してくれる男なんて


俺じゃなくてもいるはずなのに…。



.



龍友くんに上手いように使われて、


自分の大切なもの失うぞって言われた。


確かに失ったかもしれない。


だって…来てくれると思っていたAが


来なかった…。


そんな浅はかな思いは…届かないのか。

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