私の居場所 �� 〜GENEからの愛〜

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龍友「なんか飲みもんいるか？」


A「ううん。大丈夫。」




.




龍友「……。」


A「……。」



ずっと下を向いているA。


なぁ。その涙は…。




龍友「…何があったか…聞いてもええか？」


A「…うん。ごめん。」


龍友「嫌なら無理せんでええから。」


A「ううん。大丈夫。」



.



龍友「…。」


A「…。」





Aのタイミングで話してほしいから


俺はずっとAが口を開けるのを待っていた。




A「ごめん。上手くまとまらないんだけど…。」


龍友「ええで。」


A「…あのね…。さっき飲み物とか買って
涼太くんの家に行ったの。でも会えなかった。」


龍友「おらんかった？」


A「…さぁ？たぶんいたと思う。」


龍友「じゃあなんで？」


A「…玄関から出てきたのは…
…夏恋ちゃんだった。」


龍友「…。」


A「…忘れてた。
昨日…私に連絡が来たのはただ近所だからで、
涼太くんには夏恋ちゃんがいるんだったって。」


龍友「いや…」


A「夏恋ちゃんが出てきた時…
すごく胸が痛くて…。
涼太くんは夏恋がねっ、
私がいるから大丈夫って言われて…
すごくショックで…。泣」


龍友「…好きなんか？涼太のこと。」




A「………うん…たぶん。
今まで何とも思ってなかったのに…。
最近…夏恋ちゃんと2人でいるところを
見るとすごい胸が痛い…。」



龍友「…あのs、」

A「でも！涼太くんには夏恋ちゃんがいるから。
だから…大丈夫…えへへ。ごめんね。
こんなことで泣いたりして。
龍友くんに迷惑かけちゃったね。」


龍友「こんなことやない。」


A「え？」


龍友「涼太は夏恋とは付き合ってない。誤解や。」


A「えっ？」


龍友「実はな……。」

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