私の居場所 �� 〜GENEからの愛〜

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…少し遅くなったけど、


涼太くんの顔だけ見に行ってみよ。



ずっと涼太くんは大丈夫か気がかりだった。



コンビニでスポーツドリンクや

ゼリーなどを買って涼太くんの家に向かった。



連絡もしないで

家に押しかけるのは失礼な気もするけど…


.


ピンポーン


.


涼太くんの家のインターフォンを鳴らした。


少しして、カチッっとドアが開いた。




.




A「………えっ……。」



玄関から顔を出したのは…涼太くんではなかった。





.




夏恋「あれ？どうしたの？」


A「……あー…いや。
近所だし…大丈夫かなぁー？って…思って……。」



玄関から顔を出したのは、夏恋ちゃんだった。



パタンとドアを閉めて玄関前に２人…。




夏恋「涼太くん、
大丈夫だから安心して帰っていいよ。」


A「あーうん。そっか。ならよかった。
…あっ、じゃあこれ…渡しといて。」


夏恋「…あー。うん。」


A「じゃあ、涼太くんに
お大事にって伝えといてね。バイバイ！」


夏恋「うん。ありがとね。じゃあ。」




.


涼太くんの家を後にしようとした時、


夏恋「あのさ！」


A「ん？」




急に後ろから話しかけられて夏恋ちゃんを見た。




夏恋「涼太くんは夏恋がいるから、
大丈夫だから。心配しないで。」


A「うん…そっか。じゃ！」



.



胸が…痛い。


結局涼太くんの顔は見えなかったけど…


夏恋ちゃんがいるなら…


…大…丈夫っ……なんだ…よ…ね……。





そう自分に言い聞かせて…自分の家に向かった。

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