私の居場所 �� 〜GENEからの愛〜

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臣「詩音が怒ってたぞ。いろんな男振る前に、
私が譲った亜嵐と早く付き合えって。笑
どーなのよ？笑」


A「いやいや…苦笑
亜嵐くんはお友達だから。
それに譲られたとか思ったこともないし。
…てか私の話はもう良くない？汗」


母「男は一人にしなさいよ。
異性トラブルほど厄介なものは無いんだから。」


A「…えっ……お母…さん？苦笑」


母がいきなり話に入ってきて驚いた。

私の話にはいつも素っ気ないのに…。


臣「ぷっ。笑 だよなぁ。
お父さんとお母さんは高校の時から
付き合ってて結婚したんだもんね？
お互い一途だったんだよね？笑」


A「えっ？そうなの？」


臣「トラブルの一つや二つあったの？笑」


母「…私の話はいいでしょ…。」


臣「ぷっ。笑
2人とも言うことが似てるねー。笑
さすが親子だ。笑」


A･母「……。」



今まで、知らなかったことを

聞くことが出来るとすごく嬉しい。


どんどんパズルのピースが埋まっていく。

家族というパズルは、いつ完成出来るのだろうか。




食後リビングでのんびりしてから、


A「そろそろ帰ろうかな。」


臣「送ってく。」


A「ありがと。」



必ず駅まで送ってくれる兄。本当に優しい。




どんなにいろんな人に告白されても、

兄に適う人がいない。


きっと私の好きなタイプは兄なのだろう。



臣「ん？なんだよ。」


A「えっ、あっ、ごめん。」


臣「見惚れてんなよ。笑」


A「ち、ちがっ！」


臣「ふっ。冗談だよ。笑」


A「んもぉー！笑」



兄がこの人でよかったって常々思う。


気をつけて帰れよって

駅でバイバイして家に帰った。



やっぱり、この家が一番落ち着く…。

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