i love u … 《１》

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「あぁ、眠い。」


奈々「さっきからそればっかり。笑」


「だって、眠くない？」


奈々「別に？笑」


「あぁー眠たいよぉ。」





心許してる友達の奈々。



撮影が少し落ち着いたことをLINEしたら、

久しぶりに私の家に遊びに来てくれた。



寝そべってソファを占領してるにも関わらず、

床に座って笑顔で許してくれる寛大な人。



奈々「ねぇねぇ、これあれじゃん！」


「ん？」


奈々「ランペイジ！ほら！」


「んー？あぁ。吉野さんがいるところ？」


奈々「そうそう。」


「ふーん。」





何の気なしについていた音楽番組。


テレビに映る大人数の男性に目を向けると、

吉野さんが映ってた。


人数が多いのに存在感のあるし

相変わらずキレイな顔してるなぁ。




「あ、岩谷さんだ。」


奈々「ん？どれ？」


「あぁもう映ってない。」



映画の撮影現場に岩谷さんが来たことを奈々に伝えると、

へぇーって反応が薄かった。


まぁそんな反応になるよね。あっちも仕事だったし。




「でもさーまじあの笑顔、
爽やかすぎて眩しかったんだよねー。」


奈々「お？笑」


「ん？」


奈々「おおおっ？笑」


「な、なに？」


奈々「Aがついに？笑」


「ついに？」


奈々「恋をした？笑」


「えっ？いやいや、ないない。笑
1回しか会ってない人に恋なんてしないよ。」


奈々「えー。つまんない。」




中身も知らない人に…そんなのないでしょ。

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