i love u … 《１》

48 翔吾side ページ48

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奈々「おつかれー。遅くなってごめ……
はっ？なんで泣いてんの？」



奈々さんが部屋に入って来て、匠海をジロっと睨んだ。



匠海「いや…それがさ…。」



匠海が奈々さんに説明すると、

はぁ？ありえないんだけどって

イライラしてる奈々さんが心配そうにAちゃんを見た。



奈々「ほんと、あの事務所汚いことすんだよねー。
マジ腹立つ。」



あの事務所は自分の子が1番って考えでさ、

Aから仕事を勝ち取ったぜ！とか思ってんでしょ。

くだらない。次に繋がらないくせに。

だからあの事務所の子達と仕事したくないだよ！

腹立つわー。


って清々しいほどズバッと言った奈々さん。




奈々「その監督絶対後悔するよ。」


匠海「ねっ。」


奈々「だってあの子演技どちゃくそ下手じゃん！
アドリブも通用しないって聞いたことあるし。
それに比べてうちのAを見てくださいよ！」


匠海「うちの？笑」


奈々「何？文句ある？」


匠海「いえ、ありません。」


奈々「人間不信なんじゃないかってくらい
人との距離感感じるけど、どんな演技も完璧。」


匠海「うんうん。」


奈々「口を開けば眠たい、寝たいってうるさいし、
気付けば寝てるけど、アドリブも任せてください！」


匠海「うんうん。笑」


翔吾「ふふっ。」


奈々「この見た目。ほんと美しいでしょ？」


翔吾「えっ？あ、はい。ふふっ。」



いきなり、振られましても…笑

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