i love u … 《１》

45 翔吾side ページ45

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翔吾side



リハのためにスタジオに顔を出すと、

陣くんずるいよ！って陸さんの声が聞こえた。



さっそくやってるなぁ。笑




陣「しゃあないやん。笑」


陸「今回だけはリーダーという肩書きをさ、
武器にしたよね？笑」


陣「そんなんちゃうって。笑」


健太「俺が代わりに出たかった。」


陣「健太は無理やろ。笑
あの緊張感でトーク出来るかぁ？笑」


健太「ひどい！うぅ…えーん！！笑」


陣「わざとらしい。全然泣いてへんやん。笑」


健太「あ、ふふっ。笑」


翔吾「ふふっ。お疲れ様です。」



泣き真似してる健太さんが俺に気付いて、

ニヤッとして陣さんなんかに負けんなよ！って言われた。



勝ち負けとかじゃないんで。笑




陸「さっきから陣くんがさ、
ずっと熊ちゃん可愛かったとか
いい匂いしたとか言っててさ。」


翔吾「ふははっ。」


陣「いや、みんなが聞いてきたからやん！」


海青「まじ羨ましいっすよ。」


陣「そんな、俺やなくて
北ちゃんや翔吾の方が羨ましいやろ！」


健太「こいつらは次元がちげぇから。」


北人「この前、バニララテ差し入れしてくれて
一緒に飲みました。」


拓磨「うわ、ずるっ！ずるいっすよ。」


北人「ふふっ。でも翔吾の方が、ねっ？」


翔吾「えっ？いやぁ…んふふふふっ。」




北ちゃんが俺に話を振ったおかげで

みんながこっちを向いた。



笑って誤魔化すと、

で？付き合ったの？って健太さんに聞かれて、

それも笑って誤魔化した。




告白出来るもんやったらしたい。


でも、今したところで振られるのは分かってるから。



この前、結構慎重に事を進めてるよねって

陸さんに言われたけど、さすがにあれは慎重になるよ。




でも、岩谷さんから翔吾くんに昇格したことには

間違いないから…望みはある…と信じたい。

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