i love u … 《１》

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「今日はありがとうございました。」


陣「いえ。こちらこそ一緒にお仕事出来て嬉しかったです。
また機会があればぜひ。」



そう言ってすっと差し出された右手。



「えっ？ふふっ。」



握手しようとしたら、吉野さんが陣さんの手を下ろした。



北人「すみません。事務所通してもらっていいっすか？笑」


陣「ちょ、笑」


「ふふっ。」



冗談を言い合える仲のいいグループなんだろうな。







他にも仕事をして家に帰った。


食器を洗ってリビングに戻ってスマホを見ると、

不在着信の文字。



折り返し掛け直すと直ぐに出てくれた。




翔吾『あ、ごめん。すぐかけ直す。』


「はい…。」



プツッと切れた電話。


忙しいなら無理しなくていいのに。




なんて思ってると本当にすぐに電話がかかってきた。




「もしもし。」


翔吾『ごめん。今大丈夫？』


「はい。むしろ、大丈夫ですか？」


翔吾『うん。ちょうどトイレ入ってた。笑』


「ふふっ。」




わざわざ言わなくてもいいのに。



素直な方なのだろうなぁ。




「どうかしました？」


翔吾『いや、今日うちのリーダーが
お世話になったみたいやから。笑』


「ふふっ。全然。こっちが大変お世話なりましたよ。」


翔吾『んふふふっ。』


「陣さんって方は
ずっとお話されても疲れないんですかね？」


翔吾『ん？笑』


「トーク力が凄くて助かりました。」


翔吾『ふふっ。陣さんよく喋るからね。笑』


「ありがたかったです。
吉野さんと私だけだと場が持たないので。」


翔吾『そんなことないやろ。笑』




明日嬉しそうに話す陣さんが目に浮かぶ

って笑ってる翔吾くん。



本当に仲のいいグループなんだろうな。




翔吾『あ、そうだ。』


「はい？」


翔吾『来週の金曜日空いてる？』


「えっ？」


翔吾『匠海とこの日やったら休みかぶってて。
どうかな？告知とかで忙しいのは分かってるから
無理はしなくていいけど。』


「…夜は多分大丈夫です。」


翔吾『ふふっ。良かった。』


「…。」




匠海も交えてって言うのは、そういうことなんだろう。



2人で会いたいと思うのは…私だけなんだ。




少し話して電話を切った。



翔吾くんにとって私は、

メンバーや匠海と同じ感覚なんだろうな…。

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