i love u … 《１》

40 翔吾side ページ40

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翔吾side



AちゃんとLINEをしてたらいきなり着信。



ビックリして慌てて出た。




違うんですってテンパってるAちゃんの声が

可愛らしくて、自然と笑顔になった。



今、共演者のみんなはご飯に行ってて

1人ホテルに居るみたいで、


たとえ暇やからって理由だとしても電話が嬉しい。




大人数の食事は気を張って疲れるから行かなかったって

正直に理由を教えてくれた。




翔吾「今度ご飯食べに行こうよ。」


『……。』


翔吾「…匠海も誘って。」


『……はい。』


翔吾「…。」




ほんまは2人で行きたい。


でも、流星が言うてた。


熊ちゃんは男と2人では絶対にご飯に行かないって。




事務所の方針なのかもしれないけど、

誘ってもやんわり断られるのは有名らしい。




だから…共通の友人って言ったら匠海やから。

あ、流星も共通の友人か。




翔吾「そう言えば流星と仲良いんだね。」


『えっ？いや…そこまで仲良くない、です。』


翔吾「あれ？そうなん？
だって流星くんって呼んでなかった？」


『あぁ…流星くんは、スタッフさんに横浜ちあきさんって
方が居て、だから初めから流星くんって呼んでましたね。』


翔吾「へぇー。そうなんや。」


『…連絡先、知らないし。』


翔吾「えっ？」


『……しょ、うご…くんは…仲、良いんです、もんね？』


翔吾「えっ！？」




何かの聞き間違い？



今、Aちゃん……えっ？




翔吾「ごめん。聞こえなかった。何？」


『いや、なんでもないです。』




やっぱあかんかぁ。


くそぉー。もう1回聞きたかったのに！！

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