i love u … 《１》

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匠海「てか、今更だけど2人同い年だよね？」


翔吾「うん。」


「吉野さんと同い年ですか？」


翔吾「うん。」


「あ、そうなんですね。」


匠海「だから敬語じゃなくて良くない？
俺年下なのに2人にタメ口だよ？」


翔吾「生意気だ。笑」


「ほんと。生意気だ。笑」


翔吾「ふふっ。」


匠海「えっ？笑」


「ふふっ。」


匠海「わかった！百歩譲って敬語だとしても、
その岩谷さんって呼ぶのも
熊ちゃんって呼ぶのもやめよう。ねっ？」


「えぇ？」


翔吾「いや、いきなりだね。笑」




てか、岩谷さんから

熊ちゃんって呼ばれてるなんて知らなかったけど？


今日、一度も名前呼ばれてないはず。多分。




匠海「そもそも、熊ちゃんって
呼ばれるの好きじゃない、よね？」


翔吾「えっ？そうなんですか？」


「……まぁ、はい。あ、いや別にいいんですけどね。」


翔吾「えっ、北ちゃんも呼んでますよね？」


「はい。基本みんなから熊ちゃんって呼ばれるんで。
全然いいんですよ？」


匠海「翔吾、Aの名字知ってる？」


翔吾「えっ？くまがい、さんですよね？
あ、もしかして芸名？」


「いや、違う…んですけど、」


匠海「違うけど、違うよね。」


「まぁ…そうね。うん。」




えっ？どういうこと？って疑問に思ってる岩谷さん。



まぁそうなりますよね。




「本当にどうでもいい事なんですけどね？
“ くまがい ”って読むのが一般的なので、
くまがいとして活動してるんですけど、
本当は“ くまたに ”なんですよ。」


翔吾「えっ！？そうなんですか？」


匠海「そう。“ くまたに ”なんだって。知らなかったよね？」


翔吾「いや、初耳。知らなかった。」


「ですよね。」


匠海「だから芸名は“ くまがい ”だけど
本名は“ くまたに ”なの。」


翔吾「へぇー。」


「全然どうでもいいですよね。」


翔吾「いや、覚えました。」

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