i love u … 《１》

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「あぁーもう！！」



今日は共演者のNGが続き撮影がかなり押した。

この後予定があったのにすべて水の泡。




Aの気持ちは分かってるから落ち着いて

ってマネージャーに慰撫された。




毎日毎日 撮影、撮影、撮影……。



私には休みがないのかー！！って心の中で叫ぶ日々。




もちろん色んな作品に出させていただくことは有難い。



でも、ちょっと休みがほしい。




マネ「そんなAに言いにくいんだけどさ、」


「何？」


マネ「映画のオファーが来てるんだけど…どうかな？」


「…。」


マネ「……嫌なら断るけど。」



無理しなくていいよってマネージャーに言われ……

答えは決まってる。






「やる。」




そう言うと、

良かったってマネージャーさんが胸を撫で下ろした。




今は踏ん張りどきって思って、頑張るしかない。




マネ「Aの演技力は
評価されてるんだから自信持って。」


「うん。で？次の映画はどんな役なの？」





1つ撮影が終われば次の撮影。



私のマネージャーは

仕事を取ってきてくれる敏腕マネージャー。




有難いけどね、本当に有難いよ？




でも……




「明日の入り何時だっけ？」


マネ「7時。」


「……はぁい。」




家帰ってお風呂入って……長く寝れて4時間か。



もう少し寝たい。





「あっ、」




友達から、

ドラマ凄い良かったよ！来週が待ち遠しい！！

ってLINEが来た。




そっか。新ドラマ…今日からか。


自分の出てるドラマすらゆっくり観れない…。




落ち着いたら録り溜めしてるやつと一緒に観よ。





でね、次の映画なんだけどね

って楽しそうに話すマネージャーの声は

いつの間にか遠くなって……気付いたら家の前だった。




トントンっと肩を叩かれ目を覚まし、

お疲れ様ってマネージャーに見送られ家に帰った。




マネージャーが何の気なしに取ってきてくれた映画出演。



まさかこの映画出演がきっかけで、

自分の人生にとって かけがえのないものを得るなんて


……疲れ切ってる今の私には想像もつかなかった。

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