i love u … 《１》

01 翔吾side ページ1

.


翔吾side



陸「翔吾ー。」


翔吾「んー？」


陸「今日じゃん。熊ちゃんのドラマ。」


翔吾「はい。」


陸「もちろん…？」


翔吾「録画済みです。笑」


拓磨「さすがっすね。」


翔吾「そりゃね。」




撮影があるから９時にテレビの前に座ることは難しい。



俗に言う “ リアタイ ” は無理。




もちろん録画予約は前から済ませてた。




陸「普通にさ、ファンだよね。笑」


翔吾「んふふふっ。そうっすね。笑」




彼女の初作品の演技を見た時に、

表情や演技に魅了されて…


いつしか彼女の出るドラマや映画は

全てチェックするようになった。




熊ちゃんこと熊谷Aさん。



世間の評価も高く、

実力派女優として引っ張りだこの彼女の、

1人のファンとして陰ながら応援してる。





熊ちゃんの出てる感動映画で

3、4回は同じところで泣いたくらい

彼女の演技にどっぷりハマった。




龍「どんな性格なんですかね？」


翔吾「ねっ。」


陸「どうすんの？清純派とか言われてるけど、
実はめちゃくちゃ性格悪かったら。笑」


翔吾「えぇー。想像つかない。笑」





実際に会ったこともなければ、どんな人なのかも知らない。


でも、性格悪かったら干されるこの世界。


あんなにドラマや映画に出てる熊ちゃんが

性格が悪いなんて、全く想像つかない。






長丁場の撮影が終わって家に帰ってきた。


早速、録画していたドラマを観て心癒された。


うん。やっぱり熊ちゃんの演技は最高だ。




─────────────

作者より

低評価でもいいんです。
作品が消えさえしなければ
それだけでいいんです。

02→

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す