不器用な恋 〈1〉

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LIKIYA「あとはタイミングだろ。」


翔平「そうですかね？」


彰吾「毎日のようにLINEしてるんでしょ？」


翔平「えぇ。まぁ。」


LIKIYA「サロン後のカフェとか飯とは別に、
ご飯何回くらい行ったの？」


翔平「3回。」


LIKIYA「もう3回も行ってたら良くない？」


彰吾「もういいでしょ。健太どう思うよ。」


健太「俺？んー…。」


翔平「…。」


健太「何とかなるんじゃない？」


LIKIYA「何とかって。笑」


昂秀「でも本当に何とかなりそうじゃないっすか？」




マッシブで集まって色々作業して、


終わったのに帰りもせずに世間話。





本日の世間話のテーマは








毎日のようにLINEして、ご飯に誘って


…でも告白なんて出来なくて。




何とかなるもんなら何とかしてるよ！！



時の流れに身をまかせ…られるなら


とっくに任せとる。




LIKIYA「サラッと告ったら
案外すんなり行くかもよ？」


健太「いい事教えといてあげるよ。」


翔平「なんですか？」


健太「Aさん、甘えられる方がいいらしいよ。」


彰吾「ん？どっちが？自分が甘えられる方？」


健太「いや、甘えてもらいたいらしい。」


昂秀「なんでそんなこと知ってるんすか？」


健太「聞いたから。」


翔平「…。」


LIKIYA「もう、思う存分甘えて来い！笑」




甘えるなんて…そう簡単に出来ませんよ。




話してると結構いい時間になって解散になった。



誰よりも先にスタジオを出て行った健太さんに


追いつくように急いで自分もスタジオを出た。




翔平「健太さん。」


健太「ん？」




エレベーター待ちの健太さんに声をかけると


こっちを振り向いた。



翔平「…健太さんもAさんのこと…」


健太「はぁぁ？笑 ないない。」


翔平「…。」


健太「全然タイプじゃない。笑」




胸がでかけりゃいいってもんじゃないから


って笑った健太さん。




あの、違いますよ？


俺の好きなところはそこじゃないっすよ？




でも、ホッとした。



メンバーも好きとか言ったら……無理だ。

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