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HIRO「いつかこんな日が
来るんだろうなとは思ってたよ。」




そう言って微笑んだHIROさん。




「……反対、しないんですか?」


HIRO「俺が反対して諦められるの?」


「無理ですけど。
事務所として…やっぱり良くないのかなって。」


HIRO「ふふっ。いくつになっても変わらないね。
そうやって周囲のことを最優先に考えるところ。」


「…。」


HIRO「事務所としては
プライベートは本人に任せる。
2人やランペを守ることを考えて出した答えが
それなら、俺は否定しない。」





冷たく感じるかもしれない。




でも、これはHIROさんの優しさだってことを


私は分かってるし、きっと健太さんも分かってる。




俺も今こうやって報告に来たことは


誰にも言わないし、


もし何かあったら全力でサポートするよ。


って微笑んだHIROさん。





HIRO「でも、健太かぁ。笑」


健太「…。」


HIRO「いや、そういう意味じゃなくてね。
Aが健太を選んだのかって思うと感慨深くて。
Aは娘みたいなもんだから。」


「…。」


健太「…。」


HIRO「で?俺、個人として
聞きたいんだけど、なんでA?」


「えっ?」


健太「いや、なんか…いいなぁって。
なんか、そうっすね。真っ直ぐなところとか、
なんか、Aのそばにいたいって思ったんで。」


「ふふっ。」




タジタジな健太さんに笑ってしまった。


口癖だよね。 なんか って言葉。


インタビューの動画チェックすると

よく言ってるもん。



HIRO「Aは?」


「私は………
私が暗闇から手を必死に伸ばしてると、
必ずその手を握って…
暗闇から引っ張り出してくれるのが
健太さんだったからです。」


HIRO「ふーん。なるほどね。
健太、もう少し頑張れよ。笑」


健太「はい。ははっ…。」




弱音を吐かずに強がっていた私に、


健太には甘えていいよって差し伸べてくれた手は、


もう離したくない。

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作品ジャンル:恋愛
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hanasaito200608(プロフ) - 白石麻衣さんが出てきて自分の中でウォー〜!ってなりました。ありがとうございました😊 (2021年9月20日 16時) (レス) id: 02b8040220 (このIDを非表示/違反報告)
jurijuri0929(プロフ) - 番外編見つけられないです。 (2021年7月4日 10時) (レス) id: 6d16de6a3a (このIDを非表示/違反報告)
Meg(プロフ) - はなさん» 番外編見つけられましたでしょうか?リンクを貼り付けすることが出来ないので、設定変更して全作品のページでお探し頂けたらと思います。 (2021年4月2日 22時) (レス) id: 9ec0205a78 (このIDを非表示/違反報告)
Meg(プロフ) - ゆずさん» 返信遅くなりすみません。移行後も読んでくださいね。番外編も読んでくださりありがとうございます!長い作品かと思いますがぜひお付き合いください! (2021年4月2日 22時) (レス) id: 9ec0205a78 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - 番外編教えていただ過去撮って出来ますでしょうか?? (2021年3月31日 23時) (レス) id: ed9c82f938 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Meg | 作成日時:2021年3月14日 20時

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