すぐそばに君はいた −5−

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「うわっ…汚っ！」


健太「んふふ。はい。笑」


「え、無理無理無理無理無理無理無理無理！」



はいっと近づけられたケーキ。



いや、マジで無理。



「要らない。本当に要らない！」


陸「あれ？A潔癖症じゃないんだよね？笑」


「うわ！ブラック陸さん！」


壱馬「健さんのやつは
食べれるんじゃなかったの？笑」


「それとこれとは違う！無理無理！ちょ、樹！」


樹「ふふっ。大人しく食えって。笑」




逃げようとしたら樹に頭をガシッと抑えられた。



無理無理と言ってるのに近づいてくるケーキ。



閉ざした口にケーキが触れた。



健太「はい。あーん。笑」


「んーん！んっんーん！！」



みんなの悪ノリがすぎるよ！！


ひどい！ひどすぎる！！


くそぉー！覚えとけよー！！




鼻で深呼吸をして、ゆっくり口を開けた。



口の中に広がる甘くて美味しいケーキ。


だけど…。



「おえっ…」



メンバーはめっちゃ笑ってるし。



「ん…お、美味しいです。」


龍「んふふ。全然美味しそうな顔してない。笑」


「普通に食べたかったー！」


RMPG「「あははははっ」」




好きだよ？メンバーの悪ノリも。



でもこれはエグいでしょ！！



私じゃなかったらイジメだよ？もう！！




その後はメンバーと楽しくケーキを食べたり、


プレゼントを貰ったり。



まぁ結果良ければ全てよしとする。



楽しいからいい。



素敵な誕生日になってるはず！！




「うがいしたかったぁ。」


壱馬「それは可哀想やて。笑」


北人「普通にキスしてんだろ？いいじゃん。」


「だから、それとこれとは違うんです！」


翔吾「でも潔癖症じゃないんだよね？笑」


「違います。」


慎「ふはは。認めたらいいのに。笑」


「認めたらこういうの無くなる？」


慎「いや、」


樹「無くならん。」


壱馬「だって面白いもん。」


「意味無い！！」





拓磨「Aさんお茶飲みます？」


「誰か口つけた？」


拓磨「大丈夫っす。」


「ん。たっくんは信じてるよ。」


拓磨「ありがとうございます。はい。」


「ありがとー。」




紙コップに入れられたお茶を受け取った。




「あんたらは信じられん！！」




周りにいたメンバーをぐるっと指差しながら言うと、


えーって笑うみんな。




改めて思う。



やっぱり私はこの16人が大好きだ。

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