すぐそばに君はいた −5−

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「……あれ？」


RMPG「「…。」」


「ん？私のカバン、誰も触ってないですよね？」




メンバーを見たけど、


何も言わないで目線を逸らしたり、


誤魔化そうとしてる。



明らかに向きも位置も変わってる。



恐る恐るカバンを開けた。




「ん？触った？」



ポーチの入れ方も位置も違う。



えっ？怖いんだけど…。




みんなが無言なのが怖いんだけど。



何？なんかイタズラした？




キョロキョロ周りを見ながら


ゆっくりとポーチのジッパーを開けた。





「あっ……健太さん。」


健太「ん？笑」


「チョド チンシムロ サランハムニダ！！」


健太「何言ってるかわかんない！笑」



日焼け止めのキャップに、


“ 사랑해 ”


とぎこちなく書かれてた。




サランへ



もちろん意味は、愛してる。




「私も心から愛してます！ふふっ。」



日焼け止めに書いてある文字を


健太さんに見えるように見せた。



健太「俺じゃない。俺じゃない。笑」


「え、この言葉、
健太さんじゃなかった嫌なんですけど。」


健太「ふふっ。笑」




瑠唯さんにでも聞いたのかな？



わざわざハングルで書くのは、


夜の話を覚えててくれてたからですよね？



韓国語の方が


ストレートに気持ちを伝えられるって話。




「でも勝手に
カバンを開けるのはやめてくださいね？」


健太「それはマジで俺じゃない。」


「じゃあ誰ですか？」


健太「それはぁ……ねぇ？笑」


樹「ちょっ、笑」


「樹くーん？ちょーっと話をお聞かせ願おうか。」




ねぇ？ってニヤッとしながら


樹の肩を叩いた健太さん。



メンバーが、裏切り者だ！って笑ってた。




樹「良かったじゃん。それ。笑」


「んーまぁ今回は許してあげる。
でも次勝手にカバン開けたら、
マースの毛バリカンで刈るから。」


樹「それはやめて。笑」


陣「怖っ！ガチでしそうやん。笑」


「ふふっ。」


LIKIYA「樹の弱みを知り尽くしてる。笑」




それだけはマジで勘弁してね


って言う樹を横目にメイクを直した。

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