すぐそばに君はいた −5−

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ご飯を食べ終え、ソファに腰掛けた。




隣に健太さんがいることは、


おかしなことじゃないのに、なんか変な感じがする。




健太「今日泊まっていってもいいの？」


「……。」


健太「ん？笑」


「ソファなら。」


健太「えっ？ひどくない？笑」


「ふふっ。冗談です。笑」


健太「傷ついたわ。笑」


「すみません。あっ！でも、
もしベッドで寝るならシャワー浴びてくださいね。
あと着替えもお願いします。」


健太「出た潔癖症。笑」


「違います！
ただベッドをキレイに使いたいだけです。」


健太「ふふふっ。分かったよ。
シャワー借りていいの？」


「どうぞ。あっ、待って。
着替え……はぁ…仕方ない。
私のやつを出すか…。」


健太「そんなに嫌？笑」


「だって自分の服を着られるんですよ？
嫌じゃないですか？」


健太「Aになら別にいいけど。」



「……健太さんでもちょっと抵抗があります。」




先が思いやられるって笑った健太さん。



でも私のことを理解してくれてるから、


自分の家から着替え取ってこようか？


なんて笑顔で言ってくれた。



それは申し訳ないから、


仕方なく、仕方なくだけど


リハ着として使っていたTシャツとスウェットを


健太さんに渡した。




本当に仕方なく。渡したくなくて抵抗したくらい。



そしたら笑われた。




これは今後、健太さんの私の家での部屋着。



もう私はこの服たちを着ることは無いのか…。



元気でね。私のリハ着ちゃん達。

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